初石公民館の1階にあった市民課初石出張所が、流山おおたかの森S・C3階のおおたかの森出張所に移転したのを機に、出張所で扱う事務内容も開庁時間や曜日(平日19時まで、土曜17時まで)も拡大されて3月12日でちょうど1年。移転先のおおたかの森出張所は、閉庁となる日曜・祝日に出張所ロビーを活用した「日曜情報センター」を開催するなど好評ですが、一方の初石出張所だったスペースはどうなっているのでしょうか、1年後の初石公民館を訪ねてみました。
出張所があった1階のスペースは、ホールや会議室の予約をとったりする公民館事務室となっていました。そして従来、公民館事務室があった部分は、市民に開放され、図書館初石分館の図書や新聞、雑誌などを読む資料閲覧スペースとして活用されていました。それも、映画「ALWAYS3丁目の夕日」ではないのですが、懐かしい木のぬくもりを感じさせる学校の木製机といすがセットで配置され、隣接する公園「西初石ふれあいの森」の木漏れ日や緑を眺めながらゆったりとした時間が流れていました。図書館では「学校で不要になったものをいただいたのですが、ノスタルジックな雰囲気もあって皆さんに好評です」とのこと。
「昭和は、木製品が捨てられていく時代だった」という人もいますが、捨てられた後、懐かしいもの古きよきものとして、愛情をもって語られるようになったのが、平成も20年目となった現代。今日、自然環境との共生に対する意識も高まり、地球温暖化防止に関心が寄せられ、ウッドマイレージなど国産木材の利用などが叫ばれているものの、一方では、子どもたちの体格に、従来の木の机やいすのサイズが合わなくなったこともあって学校での買い替えが進む中で、こうしたリサイクルが活発です。
木のぬくもりを感じさせる机やいすは、安らぎを与え、環境教育の一端としても役立っているようです。地球の環境保全を考えるためでしょうか、公園が見える窓際の机には地球儀が置かれていました。この閲覧コーナーには、「そうだ!今から、そうだ!明日は、そうだ週末は図書館に行こう。図書館は情報と知識の宝庫。あなたを待っている本があります。図書館は皆さんが笑顔で過ごせるようサポートします。レファレンスサービス(知ることのお手伝い)、図書館ネットワーク(本の取り寄せのお手伝い)」という大きなポスターが貼られていました。ことし6月、図書館はオープン30周年を迎えます。また、10月には、開館30周年を記念してNHKの週刊ブックレビューの番組公開収録が計画されています。
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