スプリングフェスタ「March！おおたかの森に春がきた」のブラスバンドカーニバルが、3月22日土曜日、流山おおたかの森駅前都市広場で行われ、地元の小学生、中学生、高校生の各吹奏楽部によるダイナミックなマーチングと演奏などが繰り広げられました。全国的に暖かく桜の開花も聞かれたこの日、穏やかな陽気に誘われて外出された方も多かったのではないでしょうか。午前中のリハーサルがそのまま午後からの本番のPRとなって、開演前から多くの方々が詰め掛けました。

　駅の自由通路には同カーニバルの開催を告げる桜をあしらった大きなポスターが貼られ、広場に下りるエスカレータの手すりにも桜をあしらったカバーが特設され、広場には同様の横断幕が市民を出迎えました。井崎市長や鈴木教育長も会場に駆けつけ、若さあふれる演奏を楽しみました。4・5月のグリーンフェスティバル、8月のサマーファンタジア、12月のウィンターファンタジアに続き、ことし初めて開催されたスプリングフェスタの一環です。

　出演したのは、2003年から2006年まで千葉県吹奏楽コンクールB部門銀賞受賞の流山市立流山小学校吹奏楽部、2006年千葉県吹奏楽コンクールB部門金賞受賞、2007年千葉県吹奏楽コンクールB部門金賞受賞の流山市立常盤松中学校吹奏楽部、2006年全日本吹奏楽コンクール千葉県予選A部門金賞、2007年全日本吹奏楽コンクール千葉県予選A部門金賞、今年全国大会で優勝したサッカー部や花園連続出場を誇るラグビー部の応援演奏などでも有名な流通経済大学付属柏高等学校、そして、2006年マーチングコンテスト全国大会金賞、2007年度マーチングバンド・バトントワリング協会全国大会銀賞の野田市立第一中学校吹奏楽部など、地元流山と隣の柏・野田両市の吹奏楽部の皆さんです。

　初めて開催した2年前の3月には流山の中学校吹奏楽部のみの演奏、昨年3月には流山・野田両市の吹奏楽部、そして今回は新たに柏市内の高校吹奏楽部が加わりました。4・5年生だけで演奏していた流山小学校では、エンディングには声をそろえて「6年生！」と卒業生を呼び、演奏に加わってもらったり、常盤松中学校では、1・2年生の演奏に、受験を終えた3年生が歌や踊りで参加したりと、卒業や旅立ちの春らしい演出も凝らされていました。

　演奏曲も、26年前に流山市制施行15周年を記念してつくられた「流山市民の歌」をマーチで演奏する常盤松中学校やレッドゼッペリンメドレーを演奏する野田第一中学校などクラシックからポップスまでバラエティに富んだ内容でした。また、常盤松中学校には「アンコール！」という声が多数寄せられ、急遽、演奏曲を追加する場面も。流通経済大学付属柏高校では、楽譜台をハンドルに見立てて踊ったり、演奏中に腰掛けていたいすを片付けながら移動して演奏するなど、次のステージのための演出も楽しく工夫されていました。顧問の堀江健二教諭は「こんな広いきれいな場所で大勢の方に聴いていただいて生徒たちも喜んでいます。ここがブラスバンドのメッカになったら素敵ですね」と感想を語ってくださいました。

　トリを飾った野田第一中学校は、演奏しながらの行進で広場に登場。フラッグやドリル、マーチングなど広い駅前を利用して縦横無尽に移動しながらの演奏に大きな拍手が贈られました。主催した流山おおたかの森駅ライブ実行委員会では、昨年秋に惜しまれながら終了した流山おおたかの森駅コンサートを復活させた「駅コンスペシャル」として今回のブラスバンドカーニバルを企画しました。5月5日（祝日）には、グリーンフェスティバルの中で、再び「駅コンスペシャル」としてビッグバンドジャズやポップス、琴バンドSO−GENなどのコンサートを計画しているそうです。お問い合わせはマーケティング課04−7150−6308へ。

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