第5回勇忌
更新日 平成20年4月14日


近藤勇のご子孫が天然理心流を披露、土方歳三のご子孫が講演 第5回勇忌に多くの新選組ファン  

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 4月13日日曜日、流山6丁目の長流寺などで勇忌が行われ、約100人の新選組ファンが集まりました。新選組局長近藤勇のご子孫・宮川清蔵さんをはじめ新選組副長土方歳三のご子孫・土方愛さん、新選組隊士井上源三郎のご子孫・井上雅雄さんらも駆けつけ焼香をして冥福を祈りました。


[画像]演武(11.3KB)

 長流寺での読経後、会場を近くの流山福祉会館に移して、天然理心流宗家道統九代で近藤勇の子孫・宮川清蔵さんやその門下生による演武が披露されました。その後、新選組副長・土方歳三の子孫の土方愛さんによる『「子孫が語る土方歳三」その後』と題した講演会が行われました。愛さんは、「流山は勇さんと歳三さんが今生の別れをした場所なので、私としても思い入れが強いです」と語っていらっしゃいました。土方歳三資料館は日野市にあります。


[画像]講演会(13.4KB)

 またこの日は、新選組隊士で副長助勤六番隊組長として近藤や土方の大きな支えとなった通称「源さん」こと井上源三郎の子孫・井上雅雄さんも訪れ、「今年3月に、京都で源三郎の首塚が新たに発見されました」と最新の情報を来場者に披露しました。雅雄さんは源三郎の5代目の子孫にあたり、日野市にある井上源三郎資料館の館長を務められています。


[画像]第5回勇忌に多くの新選組ファン(20.3KB)

 勇忌は、新選組友の会(大出俊幸会長)と流山歴史文化研究会(渡辺義正会長)の共催で毎年行われています。大出会長は、新人物往来社で新選組研究者を発掘・育成し、新選組関係の図書を100冊以上世に出している辣腕編集者として有名な流山市民です。市立博物館に多くの図書を寄贈し新選組研究コーナーまでつくってくださって、「流山市立博物館を新選組研究のメッカにしたい」と語っていらっしゃいます。日野で行われている歳三忌は5月で33回目、元麻布で行われる総司忌は6月で34回目。勇忌は、新選組局長・近藤勇が、流山を戦禍に巻き込まないために官軍に自首し、副局長・土方歳三と最後のときを過ごした地・流山で、NHK大河ドラマ「新選組!」が放送された平成16年から続けられています。


[画像]陣屋跡を訪れたウオーキングイベントの参加者たち(18.4KB)

 また、この日はJR東日本主催の「駅からハイキング」として、近藤勇や俳人・小林一茶ゆかりの地を散策するウオーキングイベントも行われ、約1,200人の方々が約3時間をかけて南流山駅から、博物館や近藤勇陣屋跡、一茶双樹記念館などを歩きました。南流山駅と近藤勇陣屋跡では、市商工会が地元物産品の販売コーナーを設け、参加者たちを喜ばせました。一行は途中、今回の勇忌が行われている長流寺にも立ち寄り、幕末に思いを馳せながらお焼香をし近藤勇の冥福を祈りました。



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