4月29日(祝日)、江戸川に沿って南北に流れる今上落とし、通称「こがわ」を昔のように魚やしじみが捕れる綺麗な川によみがえらせようと、地元のボランティアグループが河川の清掃活動を行いました。この日、清掃活動を行ったのは、地元の自治会をはじめ消防団3分団や、カヌー同好会、建設協同組合などからなるボランティアグループ「めだかの会」(森淑浩代表)の皆さん約40人。
めだかの会は、昭和30年代までは、この川で魚やしじみを採った体験や両親などからそうした話を聞いて育った流山っ子らが中心になって、平成15年4月29日に第1回の清掃活動を行い今回で7回目。1回目には3トンもの粗大ゴミなどが拾われたそうです。
澄み切った青空の下、胴長靴をはいてとび口を持った若い男性たちが川に入り、ごみ拾い集めると、建設協同組合のクレーン付トラックからワイヤで地元漁師さんからお借りした舟が橋から下ろされ、この舟に拾い集めたごみを積んで川を下っていきます。小谷橋、あんま橋、富士橋の3つの橋で同じように舟を下ろしたり上げたりしながらごみを回収。
胴長靴などがない人々は、土手沿いにペットボトルや空き缶を拾いながら約1キロを歩きました。この今上落としは、古くから新川耕地の農業用の排水路としてつくられたもので、昔からここを知る人の話では、川で泳いで遊んだり、魚や貝のしじみを捕って食べたりしたこともあったそうです。
ことしの清掃活動は、午前9時から始まり午前中には終了しました。森会長によると、「1回目には3トンものごみが拾われましたが、回を重ねるごとに少なくなり、今回、回収されたごみは約1トン。こうした地道な活動が周囲の意識も変えているようです」と喜んでいらっしゃいました。
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