『鳰鳥(にほどり)の葛飾早稲(わせ)を饗(にへ)すとも その愛(かな)しきを外(と)に立てめやも』下花輪から利根運河までの江戸川と斜面林にはさまれた一帯の新川耕地は、万葉集にも詠われたほどの歴史ある農地です。
葛飾早稲発祥の地である新川耕地でも、ゴールデンウイークは田植えの季節です。桜の咲く頃に田んぼを耕起し、用水路から田んぼに水をひきます。柔かくなった田んぼでは、まずトラクターの耕起用のロータリーを代掻き用に交換し田んぼをきれいにならします。
程よく水の張られた田んぼに、苗箱で育てた稲の苗を、田植え機に載せて、植えていきますが機械化されたとは言え、この時期の農家の人たちは一家総出で田植えの作業に入ります。普段のどかな田園風景も、この時期は賑やかです。
田植えの後も、草取りや肥料をまいたり、害虫や病気から守ったりと米作りは大変です。青々とした若い苗が丈夫に育ち、新川耕地が黄金色の絨毯に覆われる日が楽しみですね。
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