ホタルの幼虫放流会が、5月5日、新川耕地で行われました。特定非営利法人のNPOホタル野(前川利夫理事長)が主催したこの放流会は、平成16年から行われているもので今回が5回目。連休中とあって、家族連れなど200人余りが市内外から参加しました。
放流されたのは、昨年7月にこの場所で飛んでいたホタルから生まれたヘイケボタルの幼虫。NPOホタル野と、昨年、同NPOから幼虫を分けてもらった飼育ボランティアの60組の家族によって約1,000匹の幼虫が放流されました。
この日は、同NPOから、「ホタルはどのように成長するか」「ヘイケボタルとゲンジボタルの違い」などについて説明を受けた後、田んぼに並んだ参加者たちがコップなどに入ったホタルの幼虫を一斉に放流しました。放流されたホタルの幼虫は、7月上旬から8月上旬にかけて成虫になるとのことです。放流後、参加者には、隣接する田んぼで作った「黒米のおにぎり」や「竹とんぼ」が配られ、蛙の鳴き声が響く中、ひと時の自然とのふれあいを楽しんでいました。
飼育ボランティアとして放流に参加した小学校5年生の近藤崇樹君は、「飼育は、お母さんとお兄ちゃんと僕の3人でしました。初めての飼育だったので、水の交換や餌を与えるのが大変でした。夏になって光るところを見るのが楽しみです」と話してくれました。
NPOホタル野では、今年もホタルの観賞会を8月上旬頃に計画しているそうです。理事長の前川さんは「ホタルの生息には、水や土といった、水辺全体の環境を整えることが重要なポイントです」「住宅に近く、夜もあまり暗くない場所でホタルが光ってくれるのは珍しいと言われています。これからも、こうした場所を大切にしていきたいですね」と話してくれました。
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