5月24日(土曜日)、南流山福祉会館で「思春期の子どもとの日々に思うこと」と題した講演会が行われ、約30人の皆さんが子育てについて学びました。ことし11月に流山で「ばばばあちゃんの いそがしいよる」を公演する人形劇団「ひぽぽたあむ」の代表・永野むつみさんを講師に招いて行われたものです。畳敷きの大広間で、車座になって膝を突き合わせての和やかな雰囲気の中で開催された講演会でした。
永野さんは、落合恵子さんのお店であるクレヨンハウスの地下にある劇場で、子どものための新作の人形劇を上演し続けるという仕事を経て、人形劇団「ひぽぽたあむ」を創立された方で、各地で子育て講演会も開催しています。今回の公演会は、NPO法人流山おやこ劇場(吉川喜代美理事長)の主催で開催されたものです。講演会では、人形劇などにも触れ「芸術は受けとめる側の力を前提にできているもの」と呼び掛け、絵本や舞台を親子が一緒に楽しむ素晴らしさを強調されました。
永野さんは、NPO法人流山おやこ劇場の設立20周年記念誌「輝くひとみがみえますか?」の表紙に「人が一番おもしろい 人が一番ありがたい やっかいでも しんどくても そのことさえも楽しんでします そんな劇場が私は好き やっぱり人は 人の中で傷つきもするけれど 生きる力も手にする 人が集う場 それが劇場なんだね」という文を寄せてくださっています。ユーモアの中に実体験でなければ語れない講演内容に参加者も泣き笑い状態。日頃、家庭教育講座などを企画している公民館職員らも参加し講師の家庭教育に関する講話にメモをとりながら聞き入っていました。
その永野さんは、思春期を「反抗期」という人もいますが「意思表明期」なのではないかとしたうえで、「うるせぇっ!ばばあ!」と暴言を口にしたり、ドアを強く閉めたり、八つ当たりするようなことも思春期にはあるのは当然と解説。こうした行動は、望む自分と現実の自分の間で「生きにくさ」を感じる思春期には自然なことで、「地域で群れて子育てをしていれば、親が短所だと感じていたわが子の特徴も、他の人からは長所だという多面的な価値観で見ることができる」と「地域での子育て」の重要性を訴えていました。
今回の講演会を主催したNPO法人流山おやこ劇場では「英語とマイムのバラエティ」を7月19日(土曜日)18時から南流山センターで開催します。今までになかった喋りながらのマイム芸は幅広い客層に受け入れられ、日本テレビ『笑点』やNHK『笑いがいちばん』などの演芸番組、教育テレビ(ユメディア号子ども塾)などでも紹介されました。対象は小学3年生から大人で、前売りペア券3,000円、1枚1,800円、当日券1枚2,000円でお問い合わせは、NPO法人流山おやこ劇場04−7152−0446(月・水・金曜10時〜15時)へ。
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