6月7日土曜日、文化会館で「近現代文学から見る女性像」と題した女性セミナーが行われ、約30人の女性が文学作品から女性の品格や生き方などを考えました。講師は、江戸川大学の教授で文芸評論家でもある佐藤毅さん。セミナー初日となったこの日は、三島由紀夫の文学作品における女性像を学びました。
佐藤さんは、地下鉄内でのマナー啓発のポスターや若者の態度など具体的な例を挙げながら「品格」について解説。どんな丁寧な言葉もその場に合わなければ品がなくなってしまうとし、「挨拶」という言葉は、口から出るが言べんではなく、手へんなのは、「手で開くから」で、相手の心を開くからこそ「あいさつ」であって、相手の目を見て挨拶するのはそのためではないかなど、身近な例で解りやすく話を進められました。
この日は、明治19年の天長節に催された夜会を舞台に、恋と政治の中での悲劇を描いた三島作品「鹿鳴館」。この戯曲の台詞から明治時代の女性像を学びました。公民館では、生き生きとした女性を目指すためのヒントにしていただこうと、今回の「近現代文学から見る女性像」をはじめ、「身体をリセットしましょう」、「着物を夏掛けにリサイクル」などさまざまな講座を開催しています。
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