6月15日(日曜日)、南流山センターで「おひとりさまの老後〜おひとりさまとおひとりさま予備軍のみなさまへ〜」と題した講演会が開催されました。流山パートナーシップフォーラム実行委員会の主催で行われたもので、講師には東京大学大学院教授で社会学者の上野千鶴子さんをお招きしました。上野さんの著書「おひとりさまの老後」を読まれた方を中心に、市内外から340人の参加者が訪れ会場は満席となりました。遠く鴨川市や木更津市、東京都内などから参加された方もいらっしゃいました。
講演会に先立ち、松戸市で男女共同参画社会づくりの活動している「まつど女性会議」の皆さんによるパネルコントが行われました。「私の未来」の顔を書いた大きなパネルを持った6人の登場人物が、代わるがわる自分の生き方を紹介しながら、会場の皆さんに10年後のあなたの居場所はどこかしら?と問いかけます。参加者は、該当するところにピンクの紙を掲げますが、会場は終始笑いが絶えませんでした。ちなみに一番多い回答は「夫婦仲良く、いえ、けんかしながら暮らしている」でした。
講演会で上野さんは、主に「おひとりさまの老後を支えるしくみづくり」について話されました。これまで調査、研究してきたものや、ご自身の両親を看取った経験から沢山の情報が提供されました。また、真に豊かな「地域福祉」が必要と、福祉行政のタテワリを是正したシステムを作った富山方式が紹介されました。会場からは話題の後期高齢者問題について質問される方もいました。講演会終了後には、「話が分かりやすくて良かった」、「参考になった」、「ユーモアがある話で楽しかった」、「自分を生きていくことを考えさせられました」などの感想が寄せられました。
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