7月26日土曜日に、文化会館ホールで流山こどもミュージカルの第5回記念公演「ロビンソン・ロビンソン」が、午後1時からと午後5時からの2回公演で上演されます。本番の約2週間前となる7月11日の夜には、会場となる文化会館ホールで2回目の舞台稽古が行われました。本番間近とあって一部の子どもたちは衣装も着て、歌と踊りの難しい場面を繰り返し練習、最後には通し稽古も行いました。
今回上演される「ロビンソン・ロビンソン(東直子脚本、青砥洋・中尾弘隆演出)」は、形はどうであっても、決して人間にはなり得ない、人間にしか備わっていない大切なものを、ロボットを通して教えてくれるミュージカル作品で、人間とロボットが共存することの楽しさの中に限りない「人間讃歌」を謳い上げています。主役のロビンソンとリリー(14歳)役は、今回が最後の舞台となる中学3年生の4人(坂下なぎさ・高橋愛美・卜部綾乃・瀬戸沙織)がそれぞれダブルキャストで務めます。坂下なぎささんは「精一杯頑張ります。これからも色々なことに挑戦したい」、高橋愛美さんは「最後なので力を出し切りたい。これからも舞台に関わっていきたい」、卜部綾乃さんは「楽しく悔いの残らないように。ミュージカル関係に進みたい」瀬戸沙織さんは「最後の公演なので練習の成果を出せるように。ミュージカルを続けたい」とそれぞれと意気込みと抱負を語ってくださいました。
流山子どもミュージカルは、平成13年に公民館と流山青年会議所の共催で開催した市民公募ミュージカル「サンキュー 命をありがとう」をきっかけに、参加した子どもたちの保護者が市内で本格的なミュージカルを学ばせたいと、平成15年11月にわずか6人で誕生した小・中学生中心の劇団です。翌16年には結成から10か月で初舞台「あたたかい心」を成功させ周囲を驚かせました。17年には「ピエロ人形の詩」を1日2回公演、さらに18年に「魔女バンバ」、昨年19年に「夜空の虹」を公演。現在では、小学1年生から中学3年生までの女子27人が在籍しています。
練習は、週に1回のペースで1日に2〜3時間程度。公演に向けての練習は、1月から開始し25回ほどの練習を行うとのこと。セリフや歌、演技、踊りと覚えなければならないことが山ほどあり、素人の子どもたちを指導するのは大変そうですが、「上級生が下級生を引っ張り、下級生は上級生に憧れ頑張る。そんな相乗効果があり、子どもたちはまとまっているので、演技に集中して教えられる」と演出を担当する中尾弘隆さんは語っていらっしゃいました。公演の広報を担当する父母会の坂巻久美さんと坂下あゆみさんは、「子どもたちを見ていると、異学年の交流がとても良い効果を発揮していると思います。みんな大きさに違いはあっても大切な夢を持っているので一生懸命です」と笑顔で話してくださいました。
チケットは、前売り900円・当日1100円(全席自由)で、お問い合わせは加藤さん(090-6502‐3486)、またはフーパーさん(080-5456‐6786)へ。また、流山こどもミュージカルでは、第6期生の劇団員を次のとおり募集しています。対象/小・中学生、練習日時/毎週金曜18時〜20時、練習場所/森の図書館、会費/入会金6,300円・月会費7,000円、問い合わせは加藤さん(04−7153−5331)まで。
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