8月9日土曜日、江戸川大学サテライトセンターおおたかの森教室で、同大学の公開講座「流山流生活術(ながれやまスタイル)のすすめ」が行われ市民など約20人が参加しました。ちょっとした工夫で環境にやさしい生活を学ぼうと開催されたもので、2回目となった今回は、グリーンチェーン戦略による森の冷気を家まで届ける仕組みなどがテーマとなりました。
司会と進行は、同大学の惠小百合教授が担当。ワークショップ形式で行われた今回は、はじめに流山市の市域の枠だけが示された白図が各テーブルに配られ、その図に自宅や休日よく訪れる場所などを参加者が自ら記しました。なかなか白図の上だと自宅でさえも正確に分からないもので、上に電車の線路や駅を重ねてようやく分かったという方もいらっしゃいました。この地図は最後には、皆さんの自宅が森からどれぐらいの距離にあるか、森からの冷気が届いているかを確認するのに使われました。
グリーンチェーン戦略の概要や現状については、井崎市長が講師を務めて解説しました。グリーンチェーンによるヒートアイランド抑制効果や緑をつなげることにより街の価値も高まること、今ある緑を如何に残し区画整理で失われた緑をどうやって復活させるかなど。そして、グリーンチェーン戦略を一歩一歩進めることで、「都心から一番近い森の街」を実現し、資産価値の高いそしてオオタカも住み続けられる街を目指しますと締めくくりました。
このほか、日本大学の森島済准教授によるヒートアイランド現象の実態や熱環境調査について、同大卒業生の島田さんによるガーデニングクラブ会員宅の室温測定に基づく庭木などの効果について、江戸川大学人間心理学科の木村文香専任講師による心理学から見た流山市民について、同大マス・コミュニケーション学科の林香織専任講師によるグリーンチェーンとメディアについてなどの説明や発表がありました。また、この日の様子は、JCNコアラでも取材されデイリーニュースで紹介されました。
松戸市から流山おおたかの森駅近くのマンションに引っ越されて6か月という鎌田裕子さんは、市野谷の森などを見学し緑の多さが気に入って終の棲家を流山に決められたそうです。今回はポストに入っていたチラシを見て、市の取り組みを勉強しようと参加されたとのこと。「ベランダに少しずつ鉢植えなどを置いています。来年は、春にゴーヤを植えて緑のカーテン作りにも挑戦し、少しでもヒートアイランド現象の抑制に」とおっしゃっていました。
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