8月10日日曜日、東初石の流山高校で同校と公民館の共催による「さわやか健康ボクシング教室」が開催され、約50人の受講生が汗を流しました。毎年、小学生から中高年まで参加している人気事業で、ことしで8回目。現役の高校生はもちろん同部活のOB、そして同教室の卒業生らが指導にあたってくださいます。3年前の平成17年度には、この教室を卒業された方々の有志によって流山市体育協会ボクシング部(大島孝之部長)も設立され、同教室で初心者の指導にあたるなど、「学習成果の地域還元」も実現されています。
この日は、千葉県アマチュア・ボクシング連盟の柴野守哉副会長も訪れ、「旧態依然のボクシング教室が多い中で、流山は、家族で笑顔のあふれるユニークな“さわやか健康ボクシング教室”で、他の地域をリードする試み」と絶賛されました。また、平成22年の千葉国体を前に県教委からも視察に訪れ、「千葉国体で、ボクシングは鴨川市を会場に行われます。こうしたアットホームなボクシング教室を通してスポーツのすばらしさを広げていきたい」と激励されました。この日は、普段はバレーボールをしているという女性や現在はテニス部に所属しているという中学生、「家でゴロゴロしているなら汗を流そう」とご家族に誘われたという小学生などが初参加されていました。
千葉県は、ボクシング王国と言われ、流山市をはじめ習志野市、鴨川市、千葉市などで市民のボクシングが盛んです。指導にあたった大島教諭は、「県民大会を流山市に誘致したいですね」と夢を語ってくださいました。親子やご夫妻で参加されている方々も多く、お父さん、お母さんが練習されている間、見学に飽きてしまった小さなお子さんは、ボクシング部のマネージャーさんが「校内探検」で遊んでくださいました。敷地内には園芸場などもあり、幼い子どもたちは、花や昆虫を見つけながら散歩を楽しんでいたようです。
バンテージの巻き方から始まり、次々と相手を変えて握手しながら自己紹介をしたり、相手の身体に触れたら勝ちというゲームを楽しんだり、初心者も安心して参加できるプログラムが組まれています。軽快な音楽に合わせて、相手のいないシャドーボクシング、1ラウンド2分、休憩30秒で、高校生や卒業生のミットを相手にパンチを繰り出す練習など楽しいメニューで汗を流しました。この日の模様は、地元ケーブルテレビの「JCNコアラ」が取材、デイリーニュースで放送される予定です。
練習の相手をしてくださるのは、東京農大ボクシング部の皆さんや同高校の卒業生、そして現役の高校ボクシング部の若者たち。「パンチを繰り出すときに顔が横を向いてしまっています。相手を見ていないとだめですよ」と分かりやすいアドバイスが続きます。1時間半の練習が終わると、校内でシャワーを浴び、「帰ったらぬるめのお風呂にゆっくり入って疲れをとってください」と帰宅後の指導もありました。この教室は、学校週5日制を受けて、日曜日に家族で体験できる講座をと、公民館と地域の学校との協働で始まったもので10回シリーズ。流山高校との連携では、ボクシングのほかに、家族野菜づくりや竹炭づくり講座などが行われます。
ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ