(今回の話題は、東深井在住のM・Hさんからの投稿によるものです)
我が家の飼い猫が、じっと見つめる先は庭の夏みかんの木で子育てを始めた山鳩(キジバト)の親子です。親鳩が巣作りを始めた羽音に気づいてから巣立ちまで約1か月間、毎日こうして眺めていました。東深井の「森の図書館」にほど近い我が家での出来事です。
暫らくは抱卵を妨げないように、私も撮影を遠慮していましたが生後3〜5日後くらいに初めて雛と対面しました。生まれたての鳩の雛は、「みにくいアヒルの子」のごとく可愛いというよりはグロテスクな感じでしたが、これも天敵から身を守る保護色としては最適なのでしょうね。
我が家では、玄関でツバメも巣作りをしましたが、ツバメの雛は親ツバメが近づくと「ピーピー」けたたましく鳴きますが、鳩の雛は極めて大人しくて「ピーピー」と鳴かずに「カチッカチッ」とクチバシを鳴らすだけで、その大人しさに驚きました。また、親鳩も撮影の間は遠くでじっと大人しく様子を見ているだけで、攻撃的な体勢をとるようなこともありませんでした。
北京オリンピックの開会式でも「平和の象徴」として鳩のマスゲームや鳩の手振りが印象的でしたが、何故鳩が「平和の象徴」と言われるようになった由来はわかりませんがもしかしたら、鳩のこういう大人しい性格から来ているのでしょうか?それとも我が家の鳩が大人しかっただけなのかな?
雛の成長は極めて早く、卵からかえって2週間後位には産毛を残しながらも親鳩と同じ縞が見えてきました。そして、生後3週間後には巣立ちを迎えました。3〜4日間は親鳩に寄り添って、近くの電線を使って飛翔訓練をしていましたが、オリンピックが終盤を迎えた頃に姿を見なくなり、我が家の猫もすっかり寂しげな様子です。時々「森の図書館」の方向から「グルッグルー♪」という鳴き声が聞こえてくると、例の日課の場所に陣取り、耳をダンボにしています。
M・Hさん、ほのぼのとした素敵な話題ありがとうございました。(秘書広報課:ぐるっと流山担当)
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