9月12日金曜日、文化会館で「糸電話をつくって遊ぼう」が行われ、乳幼児を連れた親子20人が紙コップと糸を使った工作などを楽しみました。中央公民館で毎週火・金曜日に行われている子育てサロンの一環として開催されたものです。
最初は、ひとつの紙コップに鶏のくちばしやトサカなどをつけて顔をつくり、コップ底中央に開けた穴から長い糸をたらします。この糸を水でしめらせた指でこすりながらなぞると振動が糸をつたわり、コップがスピーカーの役割をすることから増幅され、本物の鶏の鳴き声のように聞こえます。子どもたちが楽しそうに糸をこするたびに部屋中、「コケッコッコー」という擬音が響き渡りました。
次に、挑戦したのが「糸電話」の工作。ふたつの紙コップの底に穴をあけ、糸で結ぶという昔ながらのものです。4月に流山市内に転入していらしたばかりという安藤真弓さんは、来年から幼稚園に入る壮汰くん(3歳)と一緒に糸電話を楽しみながら、「幼稚園に入る前にこうした場で、集団で遊べるのは子どもにとっても、親にとってもいいですね」と感想を聞かせてくださいました。ふたつの紙コップをつなぐ糸が、母と子を結ぶ絆のようにも見え微笑ましい光景が会場のあちらこちらに見受けられました。
普段は、お母さんが持つ携帯電話ばかり見ている子どもたちに「昔から電話はこうして線で結ばれているのよ」と保育ボランティアひだまりの皆さんが、小さなお子さんに説明しながら遊び方を解説します。子どもたちをネット犯罪からどう守るかが課題となっている現代社会の中で、昔ながらの糸電話遊びは懐かしさとともにぬくもりさえ感じさせてくれます。
公民館と保育ボランティアひだまりの共催で、文化会館や南流山福祉会館などで定期的に行われている子育てサロン。次回の子育てサロンは、「ママと歯ブラシしましょう」。9月19日金曜日10時30分〜12時、文化会館3階ひだまりルーム、参加費無料。お申し込みは、電話で(先着20組)文化会館04-7158-3462へ。
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