スタジオエンザ
更新日 平成20年9月16日


南流山・音楽の夕べが静かな人気 17回目を迎えたジャズライブ

[画像]ザ・ドランカーズが生演奏(17.9KB)

 流山市ゆうゆう大学南流山学園長の山本周治さんが定年退職後、自宅を改造開放して「南流山を音楽文化の拠点に」と地道な活動を続けていらっしゃるスタジオエンザが静かな人気です。偶数月に落語を、奇数月にジャズを続けて3年目。9月15日(祝日)には、17回目となる「南流山・音楽の夕べ」が開催され、ご近所の音楽ファン約30人がザ・ドランカーズによるジャズの名曲を楽しみました。


[画像]スタンダードジャズを楽しむ(16.6KB)

 退職後の活動拠点として音楽練習スタジオをやってみようと考え、居宅内に防音完備のスタジオ、ミキシングルーム、事務室を造り開業に備えた山本さん。スタジオは、20畳ほどですが、ミニコンサートができるほどのスペース。外見が普通の家に見えるのが特徴で、時折、「場所がわからない」という苦情もあるそうです。山本さんは、水処理関連の技術者・役員として半世紀近く勤務したことから、「サラリーマンはもう卒業」と決め、3年前に貸しスタジオを始めました。


[画像]各席からのリクエストにも即興で(16.4KB)

 この日の出演は、30年以上の長いキャリアを持つプロジャズミュージシャン達が「自分たちのジャズ」を追求するために集まったバンド「ザ・ドランカーズ」。佐野充さん(ドラム)を中心に黒田一義さん(テナーサックス)、藤田わたるさん(ベース)、永井博道さん(ギター)、板垣誠さん(ビブラフォン)の5人によるバンドです。客席からのリクエストに応えて「A列車で行こう」、「枯れ葉」、「ルート66」、「ムーンリバー」、「シェルブールの雨傘」などのスタンダードナンバーを素晴らしい即興性溢れる演奏で聴かせてくれました。


[画像]約30人の音楽ファンが集まり(15.4KB)

 「エンザ」というネーミングは、「円座」であり、「ご縁の座」でもあることから、人との縁を大切にしたいと命名。老後の生き方を模索した結果だと語ってくださいました。市内では、リタイヤ後、自宅の一角を山本さんのようにスタジオにされた方、ギャラリーとして開放されている方、喫茶店や手打ちそば店にされる方などが増えています。「ベッドタウン」として人口が増えてきた流山ですが、これまで夜間人口が多かった街が、定年退職などによって昼間人口も増え、「リビングタウン」に変貌しようとしているのでしょうか。お問い合わせはスタジオエンザ04−7159−3365へ。



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