9月28日(日曜日)、柏レイソル所属のJリーガー2人と地元のサッカー少年30人が、野々下の社会福祉法人流山あけぼの会ケアハウス・サンライズ流山を慰問し、入居者などのお年寄りとサッカーボールを介して楽しく触れ合いました。この日、同施設を訪問してくれたのはJリーグ柏レイソルのディフェンダー・鎌田次郎選手とフォワードの大津祐樹選手。子どもたちは、流山東部FC(林雅己監督)に所属の小学3年生と5年生です。
鎌田選手は、流通経済大学からことし柏レイソルに入団、クレーバーな守備と正確なフィードが持ち味。前日、国立競技場でのJ1リーグの試合にフル出場したにもかかわらず、疲れも見せずに、終始、子どもたちやお年寄りと笑顔で接していました。大津選手もことし成立学園高校から柏レイソルに入ったばかりの新鋭。意外性あふれるボールタッチで、シュートやドリブルなど攻撃センスに富んだ期待のアタッカーです。前日の試合では、出場の機会は無かったもののリザーブとしてベンチで声援を送っていました。
この催しは、サッカーを通じ世代を超えた交流を図ろうと(財)さわやか福祉財団の呼び掛けで実施している「サッカーさわやか広場」事業のひとつとして行われたもの。サッカーさわやか広場は、1997年から全国でJリーグのチームの協力を得ながら子どもたちやお年寄りとの触れ合いを演出しており、今回で121回目の開催。この日、司会を務めた同財団のスポーツふれあいプロジェクトリーダー・吉田旭雄さんは、「お年寄りは子どもたちが大好き。子どもたちの笑顔で自然にお年寄りも笑顔になります。この施設でも6回目の開催となりますが、回を重ねるごとに参加される方も増えているようです」と語ってくださいました。
普段は、食堂として使われている大広間に、サンライズ流山の入居者のほか、隣のあざみ苑やNPO法人流山ユー・アイネットが運営するグループホームわたしの家からもお年寄りが参加され、部屋の中央を囲むように並べられた椅子に約60人のおじいちゃんおばあちゃんが座りました。始めに、柏レイソル全選手がお年寄りの健康を願って寄せ書きしたチームフラッグが施設に贈られました。その後早速、現役Jリーガー2人の妙技をということになり、リフティングやヘディングでのパス回し、ボールキープ、ジャンピングヘディングシュートなど華麗なプレーの数々を披露しました。
子どもたちが2チームに分かれてのゲームでは、鎌田選手と大津選手もそれぞれチームに加わり、ドリブル対抗ゲーム、サッカーすごろく、的当てPK合戦などを楽しみました。サッカーすごろくでは、お年寄りが投げた大きなサイコロの目によって子どもたちがすごろくを進め、カードに書かれた指示に従い「おじいちゃんの肩をたたいたり」「おばあちゃんの肩をもんだり」と皆さんにサービス。子どもたちに肩をもまれて、「子どもと触れ合うと体にエネルギーが入ってくるんですよ。95歳になりますが子どもたちとの交流で、まだまだ長生きできます」と笑顔で話された鳥海信次郎さんは、医者にも掛かっていませんと元気いっぱいでした。
続いて、的当てPK合戦では、子どもたちの後にお年寄りたちもチャレンジ。両選手に「コツを教えて」と笑顔で言葉を交わしながら、的を狙ってのキックは真剣そのもの。的に当ててガッツポーズをとるおじいちゃん。的をはずして「もう1回」とあきらめずに何度でも挑戦するおばあちゃん。的の周りには子どもたちが集まり、「頑張って」「惜しい もう少し」「ナイスシュート」などと声援があがり、お年寄りの皆さんも的をめがけて精一杯キック、元気なお姿を見せてくださいました。参加した流山東部FCの菅井勇佑君(東小5年)は、「自分も練習してJリーガーの2人のようなプレーができるようになりたい。おじいちゃんおばあちゃんが楽しそうに笑顔だったのがうれしい」と感想を聞かせてくれました。
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