木々も色づき始めた11月1日、流山市内最大級のイベント「第30回流山市民まつり」が、総合運動公園をメイン会場に開催されました。毎年好評の姉妹都市・友好都市の物産展では、相馬市や信濃町、能登町、北上市などから海の幸や山の幸などの名産・特産品を求める市民で終日、長蛇の列ができていました。
今年のメインイベントは、姉妹都市・友好都市4市町の郷土芸能。福島県相馬市の「相馬民謡」では、鎌倉時代に相馬重胤が流山から相馬に下向したときに流山を偲んで口ずさんだといわれる「相馬流れ山」や「相馬盆唄」、「新相馬節」などを披露。相馬市では、毎年10月に相馬民謡全国大会を開催し、相馬民謡の保存伝承を図っています。
石川県能登町からは、町指定無形民俗文化財にも指定されている「唐獅子太鼓」。能登の酒造りの発祥ともいわれる民話がもとになっており、真っ赤な衣装に身を包んだ天狗が獅子を退治し、村人に新たな酒造りの技法を伝授する様子を演じています。能登町の皆さんは、ステージが終わってからも市民まつり終了の時間まで、広場で太鼓の演技をサービス。多くのお客さんが、足を止めて見入っていました。
岩手県北上市の「鬼剣舞」には、二子流東京鬼剣舞が出演。30年に渡り、二子鬼剣舞と交流しその技を学び、北上地方以外で初めて名乗りを許された関東のグループです。鬼剣舞は、大宝年間(701〜703年)が始まりとされるものが最も古い説として伝わっており、五穀豊穣、悪魔退散、衆生済度、祈願成就など、様々な目的で踊られています。赤・白・緑の面を被った鬼たちが、扇子や刀を持って舞う迫力の舞台でした。
長野県信濃町からは、町内に20以上もあるという獅子舞の中から、古間仲町地区に伝わる「獅子舞」を披露。女獅子ならではの細やかな動きと軽快なお囃子が観客を楽しませました。また、通常はお神酒を神社に奉納するのですが、井崎市長が登場しお神酒を受け取り、また、松木信濃町長も提灯持ちで舞台に登場するなど、大いに盛り上がりました。
また、午前と午後の2回行われたヒーローショーは、お子さん連れに大人気。子どものひろば・踊るコーナーでは、毎年人気のふわふわのほか、市民おどりやよさこいが披露され、SL広場ではテンガロンハットとジーパンに身を包んだ100人を超える本格的なカントリーダンスを、多くの市民の方々が楽しみました。
一方、生涯学習センターでは、チャリティー陶芸展が行われ、たくさんの方々が作品を買い求めていました。また、流山セントラルパーク駅前の特殊車両展示には、国土交通省による降雨体験車と自然災害体験車が初登場。降雨体験車は、テレビなどでもおなじみの雨カッパを着て台風体験ができるもの。自然災害体験車は、立体映像や音響・振動などで土石流や火砕流の模擬体験をするものです。
11月は、楽しいイベントがもりだくさん。16日日曜日には新鮮野菜や農業共進会出品農産物の即売等で人気の「農業まつり」、23日日曜日には市内商工業者が自慢の商品や製品を並べる「産業博」が行われます。また、クリスマスシーズンに向け、昨年も好評だった流山おおたかの森駅前の「ウインターファンタジア」のイルミネーションカウントダウン点灯式が22日土曜日に、今年はさらに、南流山駅前でも28日金曜日にイルミネーション点灯式が行われます。
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