11月18日火曜日、総合運動公園でNHK千葉放送局によるテレビ収録がありました。市内在住の万華鏡作家・中里保子さんを取材されたもので、運動公園内で真っ盛りの秋を万華鏡で見たら、どんなに素敵に見えるかが撮影されました。中里さんは、昨年アメリカサウスカロライナ州で開かれたカレイドスコープソサエティー・コンベンションで最優秀作品賞を受賞されるなど、日本を代表した万華鏡作家です。
当日は、まず中里さんが黄色に色づいた銀杏と透き通った青空のコントラストに目をつけ、万華鏡のテレイドスコープを使って撮影が始まりました。テレイドスコープは周りの景色を万華鏡で楽しめるものです。銀杏の黄色と空の青、常緑樹の緑があいまって幻想的な幾何学模様が目に飛び込んできます。スコープの覗き窓から目を離すと「えっ、こんな景色が」と驚くほど、万華鏡は不思議な世界です。
今回は、NHK千葉放送局で1台しかないというCCDカメラを駆使しての撮影となりましたが、従来の大きさのテレイドスコープだとカメラのサイズに覗き窓の大きさが合わないため、中里さんは特別に5センチの水晶玉を使い大き目のテレイドスコープを作製されたそうです。カメラマンがCCDカメラをスコープの覗き窓に合わせると、見事に万華鏡の世界がモニターに映し出され、中里さんも担当の竹山アナウンサーも思わずニッコリ。
クルーが次に撮影したのが、なんと広場のアスファルトの上にできていた水溜り。テレイドスコープで見ると、まるで宝石のような輝きにも見えます。中里さんは、「思いがけないものが、驚くほどきれいに見えます。日常のものが、非日常になる。そんな意外性の楽しさというのがテレイドスコープの魅力なんです」とおっしゃっていました。
この後は、真っ赤に染まったもみじや、ブランコで遊ぶ母子などが万華鏡を通して撮影され、インタビューでは中里さんから万華鏡の魅力がたっぷり語られました。また、今月23日から流山おおたかの森駅南口都市広場で行われるウインターファンタジアのイルミネーションを、同じくテレイドスコープを使って見たらどんなに素敵に見えるかを撮影されるそうです。色とりどりのイルミネーションが、万華鏡を通したらどのように映るか?こちらは放送をお楽しみに。
今回の収録は、NHK総合テレビ(1ch)で12月3日水曜日11時5分から11時54分放送の「こんにちは いっと6けん」のなかで紹介される予定です。世界を舞台に活躍される中里さんと、万華鏡、特に景色を見るテレイドスコープの魅力をたっぷりと伝える内容だそうです。ぜひ、ご覧ください。なお、放送は番組の都合などで変更となる場合もありますのでご了承ください。
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