11月21日、新川小学校(坂本みどり校長)で「授業劇場」が行われ、東葛地域の教職員や保護者など約400人が参加しました。これは、千葉県教育委員会の「学力向上プロジェクト」の一環として、県が進める“思考し、表現する力”を高めるための実践協力校の指定を受けた同校が、研究成果を発表する場として公開授業を行ったものです。
体育館に設けられたコの字型に組まれた教室で、同校4年2組(遠藤絵美教諭・高橋千代美教諭)の児童が算数の授業を披露。じんとりゲームでの勝敗を判断する「面積」をテーマにした授業では、遠藤教諭の問いかけに、グループでの話し合いを含め、個人個人が考え意見を発表する生き生きとした様子が見られました。
個人の考えの発表に対しても、児童全員が「同じ意見です」、「付け足しがあります」、「違う意見です」とそれぞれに反応。できる限り多くの児童に発表機会を設け、自分の考えを自分の言葉で表現し、思い思いに出てくる意見を遠藤教諭と高橋教諭が一つの解答に導いていきます。
新川小学校では、「切り拓く力」の育成を教育目標に掲げ、言語に関する能力育成やコミュニケーションを重視しています。今回の研究対象となった算数でも、算数的コミュニケーション活動により、他者の考えの良い点や相違点を話し合い認め合うことで思考力を相互に高めあうことを主題としています。また、同校では、毎週、保護者など地域のボランティアの方々による読み語りを行うなど、良書による美しい言葉との出会いなどの機会を設けています。なお、この様子はJCNコアラ葛飾でも取材され、デイリーニュースで紹介されました。
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