1月11日、成人の日を前日に控え、平成21年流山市成人式「20歳を祝うつどい」が文化会館で行われました。地方から帰郷する新成人が参加しやすいようにと、昨年から祝日の前日の日曜日に行われています。今年の新成人の対象者は、昭和63年4月2日から平成元年4月1日に生まれた方で、本市では1,530人(男791人、女739人)が対象となりました。式典への出席者は1,014人(男530人、女484人)で出席率は66.27%でした。
流山市では昭和58年から新成人による実行委員会方式の手作り成人式を行っており、昨年からは、事務局もアウトソーシングの一環としてNPO法人・市民助け合いネットが行っています。今年は、招待状も実行委員会のメンバーが一人ひとりに手書きのメッセージを書き添え、手作り記念誌を作製するなど、より親しみやすい成人式を企画しました。
式典で井崎市長は「重力の法則を発見したニュートンは、常に問題意識を持っていたことで落ちるリンゴを見てひらめきました。夢や目標を持っている人にも、持っていない人にもチャンスは平等に訪れますが、問題意識を持っていない人はそのチャンスに気付かないかもしれない。また、目標がまだ見つからない人は、問題意識を持って、何事にも全力で取り組むことで見付かるかもしれない。夢や目標に向かって大きく羽ばたくことを期待します」と祝辞を述べました。
「誓いの言葉」で実行委員・羽田野真由美さんは、昨年6月に秋葉原の殺傷事件で被害にあった同級生に触れ「本来ここにいるべき友人がいない。20歳になることのできなかった友の分まで、一日一日を精一杯生き、今日再び皆と会えたこと、両親、地域の方々、友人に感謝したい。成人した責任を感じ、一歩一歩進みたい」と決意を述べました。また、実行委員長の石川絢子さんは「家族や周囲からはおめでとうって言われるけど、今日はみんなにありがとうを伝える日でもある。今年の成人式のテーマは「感謝」。ここまで育ててくれた人たちにありがとうを伝えてください」と話しました。
式典に引き続き行われた記念行事では、中学の卒業文集で「○○な人ランキング」で上位にランキングされた人たちの現在を語ってもらうイベントを企画。「かっこいい・可愛い人」「面白い人」「お金持ちになっていそうな人」などが登場し盛り上がりました。また、恒例のビデオレターでは、各中学校の恩師たちが登場。スクリーンに映し出される5年ぶりの懐かしい顔ぶれに、会場のあちらこちらから歓声が上がりました。
また、この日は「千と千尋の神隠し」や「ハウルの動く城」の主題歌でお馴染みの木村弓さんが出演。7年前に北部中学校でミニコンサートを行った木村さんを、当時生徒だった実行委員会の方がぜひにとお呼びして実現しました。木村さんは「いつも何度でも」や「世界の約束」など6曲を披露。難病患者支援のために作曲したという「翼」では、「もともとは、人間応援歌として作ったこの曲。今日はここに集まった新成人の皆さん一人ひとりの応援歌として歌いたい」と新成人に歌でエールを送りました。当日の模様は、翌12日、JCNコアラ葛飾の午後6時からのデイリーニュースでも放映されました。
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