1月18日日曜日、「親子たこあげ大会」が江戸川河川敷で行われました。流山市青少年育成会議(樫村あい子会長)の主催で行われたもので、昭和54年から30年以上も続く新春恒例のイベントです。この日は曇り空ながら、程よい風もあり凧揚げには良い日和となりました。流山市内はもとより近隣の柏市や松戸市などからも参加者が集まり、約400人の家族連れが大空に向かって自慢の凧を揚げ楽しみました。
開会式が終わると、参加者たちは普段野球場としても使われている広い河川敷に散らばって、早速、凧揚げを開始。約130もの凧が一斉に空に舞い上がり、風を捉えてとても気持ち良さそうでした。参加者が持参した凧は、カイトなどの良く揚がる市販の凧もあれば、色も形もオリジナルの手づくり凧などさまざま。手づくり凧では、ことしの干支の牛をデザインしたものが多く見受けらたようです。なかには100メートルのタコ糸を何本もつないで、雲まで届かんばかりに高く揚げていらっしゃる方もいて、周囲の方も驚いていました。
会場内では、「早く糸をのばして」「落ちそうになったら引いて」など、お父さんやお母さんからアドバイスを受けながら一生懸命タコ糸を引く子どもたちの姿があちらこちらで見受けられました。お父さんと弟二人の家族四人で柏市から参加されていた吉良萌さん(十余二小4年)は、アニメキャラクターの「ちびまるこちゃん」をデザインした手づくり凧を持参。昨年の12月14日に生涯学習センターで行われた「親子たこづくり教室」で、お父さんと一緒に苦心して作ったそうです。「うまく凧が揚がらず難しかったけど、広い会場で駆け回って楽しかった」と笑顔で話してくださいました。
長崎小学校5年生の竹内聡珠さんは、お母さんと二人で参加。同じく「親子たこづくり教室」に参加して作った、ことしの干支の牛をデザインした手づくり凧を持参していました。バランスが少し悪いためか、少しあがると反転して落ちてしまい苦労されていましたが、親子で協力して何とか凧を揚げようする姿はとても楽しそうでした。お母さんの千恵美さんは、「親子一緒に外で遊ぶことも少ないので、良い機会と思い参加しました」と語ってくださいました。
会場の駐車場には、流山警察署の協力をいただきパトカーが展示されました。凧揚げに飽きてしまった子どもたちは周りに集まり、運転席に座ったりパトカーの前でポーズを取って記念写真に納まっていました。1時間ほど凧揚げを楽しんだところで大会は終了。閉会式では、市販凧の部、手づくり凧の部に別れて各賞の表彰が行われ、受賞者には賞状と記念のメダルが手渡されました。
この日は、流山市婦人団体連絡協議会(片山靖起子会長)の皆さんが朝8時半から準備を始め、大なべに400人分のお汁粉を用意してくださいました。凧を持って走り回りお腹のすかした子どもたちは、おいしそうに熱々のお汁粉をご馳走になりました。最近では、凧を揚げる空き地も少なくなりましたが、日本の正月の伝統的な遊びですので電線などに気をつけながら家族で凧揚げを楽しみたいものです。なお、この日の様子は地元ケーブルテレビのJCNコアラでも取材され、2月20日火曜日のデイリーニュースで紹介される予定です。
各賞の受賞者は次のとおり。(敬称略)
手作りたこの部
「よくできたで賞」
佐藤大地(流山小2年)、古保秀崇(平和台幼稚園)、田中涼香(南流山小2年)
「よくあがったで賞」
古保花奈子(流山小5年)、宮崎由唯(向小金小2年)、森田かりん(かやの木保育園)
市販たこの部
「よくあがったで賞」
金子慎太郎(南流山小3年)、荒井結己(3歳)、松崎竜之介(流山北小1年)
全体
「ほのぼの賞」
有賀勇太郎(4歳)、伏木淳(流山小2年)
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