2月4日、市立流山北小学校(愛宕道行校長)で松戸人権擁護委員協議会流山部会(秋月孝夫部会長)による「人権教室」が行われました。今回、人権教室が行われたのは、同校4年生(4クラス・137人)。集会室2室に2クラスずつ分かれ、それぞれ、鏑木忠良委員、中村忠夫委員が45分授業の教壇に立ちました。
教室は、いじめをテーマにした人権啓発ビデオを見ながら、いじめる側、いじめられる側などのそれぞれの感情の変化を人権擁護委員と児童が一緒に考えていくもの。ビデオ「プレゼント」は、友達の誕生日会のプレゼントに、約束していた既製品ではなく手作りの写真立てを送った主人公が、クラスからの無視やからかいにあってしまいます。その後、迷子になった飼い犬を探すことをきっかけに、クラスみんながひとつになっていく過程を描いています。
ビデオを鑑賞した児童たちは、からかいの対象になった主人公の気持ちや、なにげなくいじめに参加した男子の気持ち、無関心に見ていた周りの子どもたちの気持ちを想像し、他人の気持ちを考えることを学びました。いじめる側の気持ちを「気持ちいいと思ったけど、その後いやな気持ちになったと思う」と発言した児童がいたのが印象的でした。中村委員は、それぞれの立場になって気持ちを考えることの大事さを話しました。
最後には、ビデオにもあったようにクラス全員で記念撮影。鏑木委員は「いじめやからかいは、している側は何気なくしてしまっても、される側は深く傷ついています。クラスで「あれっ?おかしいな?」と思ったときには、みんなで撮った写真を見て今日の話を思い出し、他人の心を思いやる気持ちを持ってください」と児童に語りかけました。
また、1月30日には、市立西深井小学校(長岡幹男校長)でも人権教室が行われ、稲葉智江委員が、同校3年生(1クラス・36人)を対象に人権教室を行っています。松戸人権擁護委員協議会流山部会の皆さんは、人権思想の普及・啓発を図るため、今回行われたような小学生対象の人権教室、人権講演会、拉致問題の早期解決を願うブルーリボン募金活動など積極的な活動を行っています。
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