3月27日金曜日、第251回サロンコンサートが市役所で行われました。通常、1階ロビーを会場に開催されていますが、ロビーが県知事選挙の期日前投票所となっていることから、会場を4階の市議会議場に移して行われ、サロンコンサートとしては初の議場コンサートとしての開催となりました。議場内では、議員席や執行部席も開放され、さらにパイプ椅子も用意、それでも座りきれない方は傍聴席に座り、約100人の方々が生の歌声と演奏を楽しみました。
いつものサロンコンサートと思ってロビーにいらした方は、「議場でコンサートが聴けるなんて驚きました。いつもと雰囲気がぜんぜん違いますね」と開演前に期待を膨らませていました。議場でコンサートが行われるのは、一昨年の11月に県内でも初の試みとして開催された「議場コンサート」と、昨年2月に「流山小学校合唱部によるコーラスの披露」に続き3回目となります。
この日は、「作曲家シリーズ プッチーニ 愛に生きて」と題して、オペラの名曲の数々が披露されました。出演されたのは、ソプラノの池田浩子さん・里舘雅江さん、テノールの加藤太朗さん、ピアノの桑山麻理子さんです。また、曲の紹介を司会の岡野美知代さんが、あまり音楽に詳しくない方にも分かりやすく解説してくださり、曲が作られた背景などを思い浮かべながらの鑑賞となりました。
披露された曲は、「ジャンニ・スキッキ」より“私のいとしいお父様”、「蝶々夫人」より“かわいい坊や”など。池田さん里舘さんが情感たっぷりに歌い上げました。ラストには、トリノオリンピック女子フィギア金メダリストの荒川静香さんが大会のフリー曲として使用したことでも有名な「トゥーランドット」の“だれも寝てはならぬ”を加藤さんが歌い、議場内に力強く伸びやかな歌声が響きました。加藤さんは、3月25日に東京藝術大学大学院修士課程オペラ科を卒業したばかりで、平成18年7月に行われた「第37回イタリア声楽コンコルソ」で「イタリア大使杯」を受賞した経歴もある新進気鋭のテノール歌手です。
いつもサロンコンサートを楽しみにしていらっしゃるという野々下の林さんは、「ロビーよりも落ち着いて聴くことができました。心地よい歌声に感激しました」と話してくださり、「加藤さんの歌は次回どこで聴けるのか」とスタッフに質問されていました。この日は、馬場市議会議長も訪れ、議会中には座ることのない執行部席で生の歌声と演奏を楽しまれていました。なお、この様子はJCNコアラでも取材され、同日(27日)のデイリーニュースで紹介される予定です。
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