6月23日から29日までは男女共同参画週間です。6月13日、南流山センターで男女共同参画週間記念フォーラム「みんなで子育て〜パパ力磨いて、人生120%楽しもう!」が行われ、親子合わせて約120人が参加しました。講師は、内閣府特命担当大臣直轄「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」の一員であり、NPO法人ファザーリング・ジャパン代表の安藤哲也さんです。
安藤さんは1962年生まれで、現在11歳の長女と8歳・1歳の男の子のパパでもあります。長女が生まれる時、子どもとどのようなコミュニケーションを取ったらよいか悩んだ末、100冊の絵本を買いこんで子どもに読み聞かせをしようと考えたそうです。また、1996年にファザーリング・ジャパンを立ち上げ、「父親であることを楽しもう!」をモットーに「子育てパパ力(ぢから)検定」など様々な父親支援を行っています。NHKの子育て番組や新聞の連載、講演会の講師などで、今大活躍の安藤パパです。
日本では、男性の育児時間が1日平均わずか30分。子育て期の男性の4人に1人が週60時間以上の超長時間労働をしているなどのデータを示しながら、結果として過労によるうつや自殺が急増して家族に深刻な問題として影を落としていることに言及しました。また、母親の過干渉や夫婦関係の悪化が子どもに与える影響について話し、問題解決には父親が育児にかかわることが大事であると訴えました。
講演のあとは楽しみにしていた絵本のライブ・パフォーマンスの時間です。安藤さんは、単に絵本を読めばよいのではなく、コミュニケーションを取りながら読んであげることで、絵本が父親と子どものコミュニケーションツールになるといいます。絵本を読んでくれる楽しいパパになると、子どもたちは絵本の時間が待ち遠しく、パパも今日は何を読んであげようか楽しみで早く帰宅する。これが本当のワークライフ・バランスであるとおっしゃっていました。参加された方々からは、学者や専門家でなく身近な先輩パパの話を聞けてよかったとの声が聞かれました。
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