6月26日、昼休みの市役所1階ロビーで毎月恒例のサロンコンサートが行われました。今回は、4月29日のオーディションで選らばれた5人の新人音楽家による「第17回新人演奏会」です。ピアノやヴァイオリンなど、生の楽器の音色を、市役所を訪れた約100人の来庁者が楽しみました。
ピアノでリストの「愛の歌第3番」を演奏した茂木真希夫さんは、5歳からピアノを習っていましたが、高校のときに一度やめてしまったそうです。就職し、再度ピアノが好きであることに気付き、現在は設計会社に勤務しながら、夜もピアノを弾けるよう部屋を防音にして夜間を中心に練習に励んでいます。
東京音楽大学器楽科ヴァイオリン専攻を主席で卒業した森基之さんは、少年時代は野球少年で、将来の夢はプロ野球選手かプロヴァイオリニスト。中学卒業までに身長が175cmを超えたらプロ野球選手、超えなかったらヴァイオリニストと決めていたそうです。現在も身体を鍛えながら、ヴァイオリンの講師の傍らソロ活動を展開しています。
福岡出身で、武蔵野音楽大学進学を機に上京した黒木理英子さんは、ピアノを生活の一部として一生涯、演奏を楽しみたいといいます。現在は卒業し、会社勤務の傍ら、友人との音楽活動を行っています。演奏したブラームスの「ラプソディOp.79−2」には、多くの市民の皆さんが盛大な拍手を送りました。
現在、3歳と1歳の2児の母でもある清水寛子さんは、昭和音楽大学声楽科を経て同大学院オペラ専攻を修了。イタリア古典オペラを得意とするそうですが、ドイツリート、童謡、歌謡曲まで幅広く音楽活動を行っています。今回は、ソプラノで、シューマンの「献呈」と山田耕筰の「からたちの花」を披露しました。
妹さんのピアノ伴奏でサクソフォンを演奏した中村優香さんは、武蔵野音楽大学在学中には、ルーマニア国際音楽コンクール管楽器部門3位入賞などの経歴。現在は、後進の指導に当たる一方、関東を中心に室内楽、吹奏楽の分野などで演奏活動を展開しています。
普段、ホールでの演奏をメインに音楽活動を行っている森基之さんは「こういった場所での演奏は初めてで、いつもとは違う緊張感がありました。でも、音楽に興味のない一般の市民の方々にいかに足を止めてもらえるかが面白いところですね」と話してくださいました。次回のサロンコンサートは7月31日(金)、「ミッキーマウスマーチ」や「星に願いを」などお馴染みのディズニーのナンバーをお送りします。
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