クリーンセンター内の調整池に植えられたハスが花を付けました。市野谷の蓮田から今年2月にレンコンを移植したもので、通常より少し遅れての開花です。市野谷の小嶋さんが所有していた蓮田は、毎年たくさんのハスの花が咲き誇り、地域の方にも親しまれていましたが、残念ながら、つくばエクスプレス沿線の区画整理事業地内にあるため、今年春に土が入れられてしまうこととなり惜しまれていました。

　小嶋さんと市職員の間で、何とかこのハスを残せないかと相談する中、クリーンセンター内の調整池への移植の話となり実現したものです。小嶋さんからは、無償でレンコンを提供いただけることとなり、今年2月、区画整理事業者の千葉県の協力のもと蓮田から約30本のレンコンが掘り起こされ、市職員の手で調整池の浅瀬に丁寧に埋め込まれました。

　ハスの様子を気にかけていた市職員も、「移植した年に、花が付くとは思っていなかった」と驚いています。見事なピンク色の花を咲かせたハスの写真を小嶋さんに届けたところ、「蓮田が無くなってしまったのは寂しいが、こうして新たな場所で生きついてくれてうれしい」と喜ばれていました。来年以降、より広範囲にハスが広がり、より多くの花が咲き、市野谷にあった蓮田に負けないくらいのハスの名所になればと期待されています。

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ