「おおたか静流、おおたかの森に舞い降りる」。そんなタイトルのコンサートが12月5日土曜日、TXグランドアベニューおおたかの森で行われました。毎月2回、ボランティアの皆さんの運営によって続けられている駅ライブの54回目は、無国籍、ノン・ジャンルのシンガー&ボイス・アーティストおおたか静流さん。昼間、文化会館で行われた子育てサロンコンサートに続いての出演です。
ピアニストの大友剛さんとの共演に加え、「きょう、初めて会った方ですが、ここが流山のおもしろいところで」と飛び入り参加で演奏したのは、パーカッション奏者のクラッシー流山さん。オータムフェスティバルなどでお馴染みのお祭りバンド、クンクン・ニコニコ共和国のメンバーです。初顔合わせ、打ち合わせなしとは思えない息の合った演奏に大きな拍手が贈られていました。
夕方6時からと、夜8時からの2ステージでしたが、6時からのファーストステージには、昼間、子育てサロンコンサートで共演したママさんブラスバンドあっぷる隊゜の皆さんも何組かご家族でいらしていました。そこで、小さなお子さん向けに「でんでらりゅうば」や「ぴっとんへべへべ」など、振り付けが知られている曲を披露。お子さんやお母さんたちがバックダンサーズとして応援しました。
おおたかさんは、都内でオオタカの保護活動もされていて、「おおたかの森駅って親しみを感じる」と笑わせながら次々と異なるジャンルの歌を聴かせてくださいました。大友さんもマジックやふたつの鍵盤ハーモニカを同時に演奏するなど楽しいライブを演出。クラッシーさんも大友さんのマジックショーをパーカッションで盛り上げるなど3人の魅力が織り成すステージに満席で立ち見のお客さんらも大喜び。
8時からのステージでは大人が多かったこともあり、大友さんのピアノソロ「サイレントナイト」でスタート。12月ということでおおたかさんバージョンの「第九」。冷たい雨が降っていたことから雨乞いの歌「ジンジロゲ」、先月100歳を迎えられた詩人・まど・みちおさんの童謡「ぞうさん」、そして、おおたかさんがレギュラー出演されているNHK「にほんごであそぼ」ではコニちゃんが歌っている金子みすずさんの詩「私と小鳥と鈴と」などを熱唱。昼間のコンサートの疲れをまったく感じさせないパワフルなステージが展開されました。
次回の第55回駅ライブは、12月23日祝日、神村晃司、渡辺明日香クリスマスコンサートです。神村さんのキーボードに渡辺さんのヴォーカル、そして三浦トオルさんのバスが加わって大人のクリスマスをお届けします。入場無料。申込不要。お問い合わせはT&T(03‐3836‐8600)へ。
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