9月17日(土曜日)、生涯学習センターで『男性が介護するということ』と題した講演会が開催され、69名の方が参加しました。・・・それは、ある日突然やってくる。介護の主役は女性と思われがちですが、今や介護者の3割が男性の時代になっています。ゴールの見えない介護生活。介護はつらくて大変なもの。だれだって投げ出したくなる時があります。そんなイメージの介護問題を共に考えようと「介護できるケアメンに!(高齢者の介護を積極的に行う男性)」をテーマに講演会が開かれました。講師は「男性介護者と支援者の全国ネットワーク」事務局長でもある立命館大学教授の津止正敏さんです。
高度経済成長期の昭和43年頃は、主たる介護者の「嫁」が49.8%をしめていましたが40年後の平成19年時点では16.9%に減っていました。「嫁」や「娘」に代わって息子や夫たちが主たる介護者として登場したのです。また、夫婦間の介護が主流になったことも特徴です。いわゆる"老老介護"です。介護制度は男性介護者が想定されていないようです。男性介護者と支援者の全国ネットワークを組織しましたが、介護者が手をつなぎ介護保険制度への大きな提案として認められていくようになればと考えているそうです。
2部は講師が司会者となり、参加者との情報交換会となりました。会場から4人の男性が大変な介護状況を短くまとめて話してくださいました。100万人のメッセージに掲載された方も参加していました。皆さんこの体験記が読みたい。流山にも男性介護者のネットワークが作れないかという意見が出ていました。また、北部地域包括支援センターの男性職員からは市内の状況を説明してくださいました。男性の介護問題は、家事に不慣れ、地縁に乏しく仲間と悩みを共有できないなど女性と違った悩みがあります。家庭の中からの男女共同参画が急がれます。
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