9月4日(日曜日)、森の図書館でゴスペルライブが行われ約180人の皆さんが力強い歌声を楽しみました。初の流山ジャズフェスティバルの一環として、流山文化のまちづくり実行委員会と森の図書館指定管理者NPO法人ながれやま栞との協働で企画運営されたライブです。出演した流山ゴスペルシンガーズ「THE TOMESODE」の皆さんは、日頃、森の図書館や北部公民館などで練習を続けている留袖世代の皆さんです。
指導にあたっているGONZA(ゴンザ)さんは、女性ジャズシンガーなどが集まるYa!Voicesのメンバーとしても活躍されるなど"歌は人なり"の類稀なる楽しいキャラクターと、パワフルで温かい歌声と共に皆に愛されているゴスペルシンガーです。数多くのゴスペルクワイアの指導、ワークショップの開催などをされているゴスペルシンガーですが、今回は、「流山ジャズフェスティバルですから」と、ジャズのスタンダードナンバーも熱唱。GONZA(ゴンザ)さんは、奴隷船に乗って世界に渡ったゴスペルがジャズやあらゆるジャンルの音楽になった部分もあるのではないかと解説しました。
奴隷として連行されたアフリカの方々は、その苦しい状況下で、救いを与えるゴスペル(福音)と出会い、アフリカ特有の跳躍するリズム、ブルー・ノート・スケールや口承の伝統などとヨーロッパ賛美歌などの音楽的・詩的感性が融合して現在のゴスペルの基調となる音楽が生まれたと言われています。後年になってジャズやロックなど様々なジャンルと結びついてその音楽性は今も進化し続けていますが、日本では、映画「天使にラブ・ソングを」 (平成4年)で歌われている「Oh Happy Day」がゴスペルブームの火付け役と言われています。
GONZA(ゴンザ)さんは秋田県出身ということもあり、東北地方を襲った東日本大震災に対する思いも強く、アンセム・フォー・ユニティ(心をつなぐ賛歌)という被災地復興支援のためにつくられた歌を、手話を交え、会場と一緒に歌いました。「世界に一つの笑顔 私を照らす 生きている限り 前に道はある」。1回目は、手話を覚え、歌詞を繰り返し、ワークショップのように歌いました。アンコールでは、もう一度、この歌を客席の方々も立ちあがって一緒に歌い、最後は、皆が手をつなぐ感動的なフィナーレとなりました。
会場の外では、流山文化のまちづくり実行委員会の皆さんが福島県相馬市への義援箱を持って募金を呼び掛けました。流山ジャズフェスティバルは、9月6日(火曜日)に生涯学習センターでザ・ドランカーズライブや9月10日(土曜日)にTXグランドアベニューで行われるヴァイオリン演奏による駅ライブ、そして23日(祝日)・24日(土曜日)に流山市文化会館で2日間、日本のトップジャズミュージシャンが一堂に会するジャズ・イン・ナガレヤマへと続きます。お問い合わせは、流山市生涯学習センター(電話:04-7150-7474)へ。
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