正月の風物詩として人気の東京箱根間往復大学駅伝競走大会。毎年数々のドラマが生まれ、楽しみにしている方も多いと思います。昨年出場した流山出身の神奈川大学4年の坪内武史さん(南部中出身)と拓殖大学4年の真家尚さん(東部中出身)は、昨年に続いて今年も母校のたすきをかけて箱根の道を走りました。
市は両選手の活躍に対し「流山市文化・スポーツ等振興奨励金」を送りました。1月6日、両選手が市役所を訪れ、後田教育長が奨励金を手渡しました。教育長は「力のある二人にはこれからもケガに気をつけ活躍していくことを期待しています」と激励しました。
中学時代からのライバルである同い年の二人は、箱根駅伝を目指し始めた時期も同じ中学時代。坪内さんは「高校時代に少し低迷した時期もありますが、それはだれにでもあること。箱根駅伝出場という目標があったので腐らずにここまで来られました」と語り、中学時代からの目標を達成したうえでの言葉には重みがあります。
現在、大学4年生である二人は、4月からは実業団として走ります。真家さんはコニカミノルタで、坪内さんはスズキ浜松アスリートクラブに所属する予定です。これからは社会人として仕事をしつつランナーとしても活動する二足のわらじとなりますが、二人とも「これまでも大学に通いつつ、練習していたから」とそれほど気にしていない様子。毎朝5時頃起床し、朝と夕方に合計30キロほど走り込む生活はそれほど変わらないそうです。
箱根駅伝出場という大きな目標を果たした二人は、今後は新しい目標を胸に走ります。真家さんは「短距離では才能のある選手にかなわないけど、自分に可能性があるとしたらマラソンしかない。マラソンで世界を目指したい」と、坪内さんは「自分が所属するところは駅伝には出場しないので今後はマラソン一本になる。時間をかけてマラソンで記録を残していきたい」と、今後は二人ともマラソンの道をきわめていくそうです。
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