1月17日に、流山市役所で石川県能登町との姉妹都市締結調印式が挙行されました。調印式では、流山市と姉妹都市を締結している立谷秀清相馬市長、佐藤満相馬市議会議長、松木重博信濃町長、松木昭一信濃町議会議長などの来賓が見守る中、井崎市長と持木一茂能登町長が盟約書にそれぞれ署名し、固い握手を交わしました。
式典で井崎市長は、「友好都市として、これまで両市町の間で醸成してきた交流を一層深め、行政はもとより住民同士の幅広い交流が進められることを切に願います」と挨拶。続いて、能登町の持木町長からも「世代を超えて受け継がれている人々の往来が、教育や文化等、人々の心をつなぐ様々な交流に発展することを念願します」と挨拶がありました。
盟約書の署名に続き、お互いの市への記念品の贈呈が行われました。流山市から能登町へは「オオムラサキツツジ」、能登町から流山市へは「キリシマツツジ」の目録が贈られました。能登町から贈られた「キリシマツツジ」は、すでに送っていただき市役所前の広場に植樹されています。場所は、第1庁舎玄関のすぐ前にある、姉妹像近くの植え込みです。「姉妹都市締結記念 能登キリシマツツジ」と記された標柱がありますので、市役所にお越しの際にぜひご覧ください。
能登町との縁の始まりは、昭和初期の頃。旧内浦町(平成17年、能都町・柳田村と合併し能登町に)の皆さんが、戦後の流山を支えた大企業「東邦酒類株式会社」(昭和40年に三楽オーシャン株式会社と合併し解散)で杜氏として活躍されるなど、人的交流がその底流となっています。友好都市として交流を始めた旧内浦町は、昭和62年の第10回流山市民まつりから物産展に参加していただき、流山からは小学生が能登体験ツアーに訪問しています。また、合併後の平成17年7月に災害時の応援協定を結び、昨年の震災直後には、約10トンの「能登海洋深層水」を寄贈していただくなど、様々な面で交流を深めてきました。
締結式当日、流山市を訪れた能登町一行は、流山市立博物館で開催中の姉妹都市締結記念企画展「能登町展」を見学されました。博物館の展示室には、能登町の協力で、ユネスコ世界無形文化遺産の祭事「あえのこと」のレプリカや、「キリコ」のミニチュア模型を展示しています。展示されている模型の「キリコ」は、能登の祭りに必ず登場する巨大な奉燈。大きなものだと高さ7メートルにも達し、「あばれ祭」では御輿として担がれ、「恋路火祭り」では船上で夜の海を駆け巡ります。この企画展は、1月29日(日曜日)まで開催中ですので、まだご覧になっていない方は、ぜひご来場ください。
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