1月22日(日曜日)、流山市文化会館で「日伊青少年文化交流演奏会inクレモナ壮行コンサート」のリハーサルが行われました。1月29日(日曜日)午後1時から(午後0時30分開場)に流山市文化会館ホールでの本番を前に、出演者の練習にも熱が入り、関係者も真剣な表情で子どもたちを見守っていました。
このコンサートは、一般社団法人SFS合奏団(植田しづか代表)が、ヴァイオリンのふるさとイタリアクレモナに招かれコンサートを行うことから、その壮行コンサートとして国内で開催するものです。指揮は野崎知之さん、ピアノ独奏は浜田牧子さんです。壮行コンサートは入場無料ですが、当日、整理券を配布します(乳幼児の御来場はご遠慮ください)。
今回のコンサートは、弦楽合奏と朗読による音楽物語「3つのオレンジの魔法」(物語:カルロ・ゴッツィ原作)です。曲目は、ショパン「幻想即興曲」他、パフェルベル「カノン」、モーツアルト「アイネ・クライネ・ナハト・ムージク第1楽章」、ビバルディ「バイオリン合奏協奏曲ト長調」「弦楽のための協奏曲(アラ・ルスティカ)ト長調」、プロコフィフ「3つのオレンジの恋」から行進曲、その他となっています。
リハーサルでは、「朗読を聞いているだけでも、場面を想像するとオペラを楽しんでいるような錯覚に陥るほど迫力がありますね」という感想が聞かれるほど熱の入った練習が続きました。午前中は私服で」練習していた子どもたちも、午後には本番と同じ衣装に着替えてゲネプロが行われました。反響板でステージを囲むため、凝った照明などは使えませんが、その分、音響は生の迫力が伝わってきます。
一般社団法人SFS(サン・ファミリー・ストリングス)合奏団は、流山市江戸川台東を中心に平成5年から平成22年まで私的団体として活動を続けてきたSFS合奏団が、平成20年の湖南省長沙市における日中青少年交流コンサートの開催をきっかけにより幅広い活動を視野に一般社団法人への改組を図りました。器楽演奏を通して青少年の健全な育成を図り、地域社会および海外との交流活動を通して、情操教育と人権擁護意識の向上に資することなどを目的として、2011年1月に一般社団法人化され、今回の日伊青少年文化交流演奏など新たな活動を展開中です。
SFS合奏団の皆さんは、昨年5月にも、東京ヴィヴァルディ合奏団の音楽監督で、東京藝術大学音楽学部管弦楽研究部首席奏者の渡部宏さんを招いて流山市生涯学習センターで開催された「忘れないで大震災!復興支援コンサート」でもゲスト出演し、被災地復興のためのチャリティ演奏を行いました。また、昨年9月に流山市文化会館で、「のだめカンタービレ」に出演されたパヴェルエレットさんによる来日記念コンサートでもゲスト出演し、ステージを盛り上げてくださいました。
ことし3月、北部イタリア・ミラノ近郊の弦楽器製作で有名なクレモナ市のホールにおいて「日伊青少年文化交流演奏」が開催されます。イタリア弦楽器製作の第一人者・マエストロ・ノッリ氏の尽力により、クレモナ商工会議所ならびにクレモナ市あげての後援のもと行われるものです。流山市教育委員会等後援。流山市内の弦楽器専門店やNPO、文化団体などが協力して、スポンサーへの協力要請からチラシづくり、広報活動などの準備が進められています。お問い合わせは、SFS合奏団・小野さん(電話:080-5373-1094)へ。
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