6月6日(水曜日)、文化会館で流山市国際交流協会と文化会館共催の国際交流サロン「なつかしい歌の鑑賞」が行われました。講師に、城内由美子さんと大川文子さんをお迎えして、同協会の日本語講座に通う外国出身者などの8人を含む37人の参加者が、叙情歌、童謡、シャンソンを聞いたり、一緒に歌ったりして楽しいひとときを過ごしました。城内さんと大川さんは、松戸、野田、流山市内の老人介護施設などを訪問し、歌を通して交流活動をされています。
みんなで「赤とんぼ」「荒城の月」を歌ったあと、城内さんの「バラ色の人生」や「サン・トワ・マミー」に、パリのカフェにいるような気分でうっとりと聞き惚れました。「サン・トワ・マミー」は、城内さんが初めてのシャンソンの発表会で歌った思い出の曲で、難しいけれど大好きになった曲だそうです。
ふれあいタイムと題して、会場の参加者同士で握手をして、にこやかに挨拶を交わしました。そのあと大川さんから手話を習いました。これが男性で、これが女性、こんにちは、結婚、離婚、うれしい、など簡単な指の動きや表情で気持ちを伝えられます、というお話にうなずいたり思わず笑ったりしながら手話を練習しました。
「朧月夜」「浜辺の歌」「銀色の道」など、しっとりした日本の歌や、軽快な「キャンプだホイ!」を一緒に歌ったり、城内さんの「恋のロシアンカフェ」を聞いたりと、変化に富んだ構成で、それぞれの歌の世界に浸りながら堪能することが出来ました。中国、タイ、香港から流山に来た方々の自己紹介もあり、会場はとても和やかになりました。
どなたかお国の歌を披露していただけませんかというリクエストに、中国出身の吉(よう)さん、鄭(てい)さん、黄(こう)さん、李(り)さんの4人が、中国の喜びと楽しみに満ちた小さな町を歌った「小城故事」を歌うとアンコールの声があがりました。4人は、すぐに携帯から歌詞を探すと今度は、中国ではだれもが知る名曲「大海」を歌ってくれました。海よ、わが故郷・・・と歌う優しくて、どこかほっとするような曲です。
城内さんから、上手に歌う為の3つのポイントを教えて頂きました。1.相手に歌詞を伝えるためには、ほほを上げるようにして口をしっかり開け、にこやかに歌うこと。2.喉の奥のほうを開くようにして声を出すこと。3.お腹にたくさん息を吸い込んでから歌うこと。それを歌いながら、ご自身の声の変わる様子を実演しながら教えて下さいました。大川さんの楽しいトークを交えてみんなで合唱した「ハレルヤ」に、会場はおおいに盛り上がり、最後に「幸せなら手をたたこう」を、一緒に手をたたき肩をたたきながら歌いました。
「国際交流サロン」は、日本人と市内にお住まいの外国の方がお互いの文化に触れ学びながら、気楽な懇談の中から日常生活の不安の解消や必要な情報を得られるようにと毎月第1水曜日に開催されています。次回の国際交流サロンは、7月4日(水曜日)に、「健康体操と護身術」を中央公民館で開催します。参加ご希望の方は文化会館(04-7158-3462)へお申し込みください。また、国際交流協会では外国出身の方々を対象とした無料の「日本語講座」を、中央公民館で毎週水曜日に開催しています。詳細は、文化会館(04-7158-3462)へお問い合わせください。
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