全国一斉に6月28日、J-ALERT(全国瞬時警報システム)と防災行政無線を使用した「緊急地震速報」の訓練が実施され、流山市も本訓練に参加しました。緊急地震速報を、J-ALERTを通じ、防災行政無線を自動起動して放送する訓練は今回が初めてで、千葉県内において、本訓練に参加した市町村は流山市だけでした。
J-ALERTとは、緊急地震速報、弾道ミサイル情報といった対処に時間的余裕のない事態が発生した場合に、人工衛星を用いて情報を送信し、市区町村の防災行政無線を自動起動することにより、国から住民まで緊急情報を直接そして瞬時に伝達するシステムです。緊急地震速報は、震源に近い観測点で観測された地震波を解析して、強い揺れが予測される地域を発表するため、その特性から、緊急地震速報を見聞きして強い揺れが来るまでの猶予時間は、長くても数秒から数十秒程度しかありません。
訓練は、午前10時14分頃に四国沖で大地震が発生し全国で震度5弱の揺れが起こると想定され行われました。防災危機管理課に設置されているJ-ALERTの受信端末に10時15分頃、緊急地震速報が届きました。警告音とともに赤ランプが点灯し、屋外では自動起動した防災行政無線から、訓練放送であることをお伝えした後に「大地震です。大地震です」という地震速報が流れました。
今回は、市役所でも庁内放送で地震速報が流され、職員並びに来庁者にも協力をいただき、緊急地震速報が流された際の初期行動の訓練が行われました。市役所は、どの庁舎も耐震性が確保されていることから、慌てて屋外に逃げる必要はなく、まずは身の安全を確保するため「窓ガラスやロッカーから離れ、頭を守り、できるだけ低い姿勢をとる」といった対応の確認を行いました。
防災行政無線については、日頃から「聞こえにくい」「何を言っているのかわからない」といった声が寄せられていることから、市では今回の訓練を機会に、防災行政無線の聞こえ具合のアンケートを実施します。寄せられたご意見は、「聞こえ具合MAP(仮称)」の作成に活用する予定ですので、ぜひ、皆さんのご協力をお願いします。問い合わせは、防災危機管理課(04−7150−6312)まで。
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