6月29日金曜日、市役所1階ロビーで第290回サロンコンサートが行われました。今回は「第20回新人演奏会 羽ばたけ、遥かなる大空へ」と題し、4月の新人オーディションを通過した4組が出演しました。会場のロビーは新人の演奏を待ち望む方々でいっぱいになりました。
トップバッターはソプラノのメンサー華子さん。オペラや各種コンサートに出演のほか、最近では舞台のプロデュースも手掛けているそうです。「さびしいカシの木」「犬が自分のしっぽを見て歌う歌」(木下牧子)、喜歌劇『「ジュディッタ」より 口づけより熱く』(レハール)を表情たっぷりに歌いあげました。
続いては、松戸市在住の石井佑里絵さんと流山市在住・南部中学校出身の宮田千慧さんによるフルート二重奏。曲目は「3つの二重奏曲 作品10a-2より 第2・3楽章」(クーラウ)。二人は小金高校で同級生だったというだけあって、まさに息がぴったりと合った演奏でした。 三番目の出演者はソプラノの市川尚子さん。福島県出身で、声楽を愛知県立芸術大学・同大学院、フランスのトゥール地方国立音楽院で学ばれた経歴をお持ちです。曲目は「くちなし」(高田三郎)、「ルネ君の悲しいお話」「健康すぎる男の子」(プーランク)で、抒情的でありながら力強さも感じられる歌声でした。
ラストは弦楽四重奏のBISTRO Wです。BISTRO W は2010年11月に東京音楽大学と桐朋学園大学の学生6人によって結成され、今年6月に行われた第12回ブルクハルト国際音楽コンクールにも入選した実力派。当日はメンバーの中から、桜田悟さん(第1ヴァイオリン)、上津原早紀さん(第2ヴァイオリン)、野中友多佳さん(ヴィオラ)、森義丸さん(チェロ)の4名が「弦楽四重奏曲第12番『アメリカ』より 第4楽章」(ドヴォルザーク)を演奏しました。
4組の演奏もあっという間に終わり、会場は大きな拍手に包まれていました。皆さんの今後の活躍が大いに期待されます。サロンコンサートは毎月最終金曜日、12時15分より市役所1階ロビーにて開催されています。7月の第291回サロンコンサートは「打楽器の躍動」としてマリンバ・打楽器とピアノの演奏をお贈りします。曲目は道化師のギャロップ(カバレフスキー)、クラリネットこわしちゃった(フランス民謡)、チャールダーシュ(モンティ)を予定しています。お昼のひと時、良質の音楽に触れてみてはいかがでしょうか。
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