市長から「平和大使」の任命を受けた市内の小学5、6年生14人が8月5日・6日に広島へ行き、「平和の願いが込められた千羽鶴」を届けてきました。本市では平和を願う千羽鶴を広島へ届ける事業を平成16年度から実施しています。(公募の小学生による平和大使の派遣は、平成21年度から実施。)
7月31日、広島への派遣にあたり、市長から「平和大使任命書の授与」を、教育長より市民の平和を願う「千羽鶴の伝達」を平和大使一人ひとりに行いました。平和大使は、流山市の代表として自分たちの果たす役割の大きさに改めて気を引締めた表情を見せていました。また、平和大使を代表して、坂巻未来さんが、平和大使としての決意を述べました。募集期間(7月6日〜27日)に市民から寄せられた折り鶴は17万9千羽でした(昨年度12万7千羽)。千羽鶴作りボランティアにご協力いただいた方は作業期間(7月2日から30日まで)延278人でした(昨年度280人)。
広島を訪れた平和大使たちは、平和を願う千羽鶴17万9千羽の献納、広島平和記念資料館の見学、被爆された方の体験談、平和記念式典へ参列など、様々な活動を行いました。
8月5日は、千羽鶴を広島平和記念公園内にある「原爆の子の像」の折り鶴台(ブース)へ献納しました。千羽鶴の献納後、2グループに分かれて、広島平和記念資料館の見学やガイドボランティアに導かれ広島平和記念公園内を見学しました。平和大使は、なぜ原爆が広島へ落とされたのか、原爆投下後の広島の街の状況など、初めて知ることが多く、たくさんメモを取り、一生懸命学びました。
広島平和記念公園資料館の見学後、被爆された方の体験談を聞きました。平和大使は、資料館では見学することの出来なかった、原爆直後のお話や被爆後の生活上の苦しみ等を、直接体験談として聞くことができました。
8月6日は、流山市平和大使として初めて、平和記念式典に参列しました。平和大使は、広島に原爆投下された8時15分に「平和の鐘」を合図に1分間の黙とう行い、原爆で犠牲になった方の冥福を祈りました。また、平和大使と同学年のこども代表による「平和への誓い」には、特に真剣な様子で耳を傾けて聞いていました。
8月20日に開催する「平和大使報告会」では、今回の広島の体験をまとめた作文集の提出があります。この作文集ついては、市ホームページをはじめ、市議会、市内小中学校、図書館、公民館、生涯学習センターに配架し、広く市民の皆様にお知らせするとともに、平和への想いを後世につないでまいります。
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