8月5日、今年も流山塗装工業会(大島正美会長)の皆さんによる塗装ボランティアが行われました。今年は八木中学校の鉄棒、サッカーゴール、テニス審判台、テニスネットポールの塗り替えを行いました。このボランティアは昭和58年に会員の発案で始め、今年で実に30回目を数えるものです。
今年も最高気温33℃を超える真夏日となり、炎天下での作業となりました。作業場所はグラウンドとテニスコートのため、木陰はほとんどありません。じっとしているだけでも汗が噴き出してきます。しかし職人さんたちは暑さに負けず、てきぱきと分担を決め作業を進めていきます。
まずは、錆びた部分や塗装が剥げた部分をへらでそぎ落とし、こびりついた砂利や砂はタオルで丁寧にこすり取り、きれいにすることから始めます。また、錆び止めのために塗る下地のペンキの良し悪しで塗装のもちが変わってくるといいます。いくら表面をきれいに塗装してもその下地があまり良くないと意味がないそうです。そのため、今回も下地には最も良いペンキを塗っていきます。
職人さんは、はけに付けるペンキの量を調整して、ペンキが垂れ、筋ができないように素早く塗っていきます。これができるのは長年の経験があるからとのこと。まさに「職人技」です。また、ペンキ塗装は温度5℃未満・湿度85%以上では、水分の影響を受けて色が変わってしまい作業ができません。夏の時期に行えばそのような影響を受けることも少なく、2時間ほどでペンキが乾き、翌日からすぐ生徒が使っても塗装が剥げることはないといいます。
会員の皆さんは休み返上で、ペンキなどの道具も全て持ち出しで行ってくださっています。大島会長は「気が付けばこのボランティアも30回目になりました。若手にはもう少し参加してほしいけれども、会員のみんなも毎年集まってくれるのでありがたい。今後は遊具だけでなく、ほかの公共施設の塗装を行ってもよいかもしれないですね。これからも続けていきたいと思っています」と話してくださいました。
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