8月25日土曜日、博物館子ども教室夏休みスペシャル2「水中シャボン玉をつくってみよう」が行われ、33人の方が参加しました。今回の講座は、柏の葉にある東京大学の大学院生が中心となって、科学を身近に感じてもらうために活動している団体、柏の葉サイエンスエデュケーションラボ(KSEL)の皆さんとの協働で開催しました。講師は、KSEL高校生チーム・柏の葉高校情報理数科の1年生です。
子どもたちが大好きなシャボン玉。講座では、最初にシャボン玉の仕組みについて学びました。大きな輪・ハートの形・星の形でシャボン玉をつくってみます。すると、すべて丸い輪になりました。子どもたちからは「やっぱり丸くなった」、「えー、何で」と大きな歓声があがりました。高校生の先生からは、「どんな形でもシャボン玉は丸い形になります。」「それは表面張力のおかげなんです。」と映像を使って説明がありました。
いよいよ水中シャボン玉をつくる実験です。なぜ水中でシャボン玉ができるかという仕組みを学んでから、実験は進んで行きます。コップの中に水をいれて洗剤と洗濯のりを加えてかきまぜシャボン液を作りました。そしてストローを使って、液を吸い上げて指を離すと、シャボン液がコップの中に落ちて、水中にシャボン玉ができます。最初はうまく行かなかった子どもたちも、高校生の指導によって次第にコツをつかんでできるようになりました。
実験は、まだ続きます。今度は、洗剤や洗濯のりの量を変えたり、水の温度を変えた時の違いについて調べて見ました。結果は、参加した子どもたちから発表してもらいました。条件がかわると、シャボン玉ができやすくなったり、できなかったりすることを学びました。実験の最後は色つきのシャボン玉つくりです。午前・午後とも思い通りにはできなかったのですが、苦労して成功させると「わー、できた。」と大きな声で喜ぶ姿も見受けられました。教室の終わりに講師の高校生から、「身近なところにいっぱい不思議があります。皆さん、いろんな不思議を調べてみましょう」と参加した親子に呼びかけていました。参加した子どもたちからは、「高校生のお兄さん・お姉さんがやさしく教えてくれた。」「実験が楽しかった」「また、やってみたい」と大満足の1日だったようです。
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