ジャズフェスとナイトカフェがコラボ
更新日 平成24年8月22日

ジャズフェスとナイトカフェがコラボ

ジャズフェスとナイトカフェがコラボ ミッキー・カーチスやナオミ・グレースも

[画像]ジャズフェスティバル(25.3KB)

 第2回流山ジャズフェスティバルの中で、最も気軽に立ち寄れる身近なステージとなる流山おおたかの森駅前。つくばエクスプレスと東武野田線を結ぶ自由通路から南口に降りると、緑陰が広がる都市広場を会場に夏の暑さを吹き飛ばすジャズ演奏が聴こえてきました。8月11日土曜日正午から始まったジャズフェスティバルは、ことしは8月8日(水)から毎夕続けられていた「森のナイトカフェ」とのコラボレーションによって盛り上がっていました。
 


[画像]森のナイトカフェ(25.5KB)

 流山ジャズフェスティバルは、昨年に続いて2回目。市民有志による実行委員会が企業からの広告収入やチケット収入などを財源に企画からチラシづくり、出演者との交渉、会場設営や撤去などを行っています。一方、森のナイトカフェは、流山おおたかの森駅前で定期的に開催している「森のマルシェ」の夏休み拡大版。2日間連続で、従来の朝型ではなく、夕涼みがてらに来場していただこうと開催されているものです。
 


[画像]雨の中のステージ(24.9KB)

 チアダンスチームピーチのステージは正午からでしたが、急に激しい雨に見舞われるなど不安定な天候の中でのオープニングとなりました。かわいいお子さんたちの晴れ姿を撮影しようとビデオカメラを持ったご家族の方々も慌てて傘を広げての声援です。4日間続いている「森のナイトカフェ」に出店されている飲食店も多く、道行く人々も軽快な音楽やおいしそうな匂いに思わず足を止めてステージやブースを楽しんでいました。


[画像]フラダンスショー(20.7KB)

 広場前の流山おおたかの森S・Cにある「フラハワイ」によるフラダンスショーでは、小さなお子さまのかわいいダンスからハワイの波音が聴こえてきそうな大人のダンスまで涼しげな音楽に合わせて次々とダンスが披露されました。この日だけではなく、8日水曜日から続けられていた「森のナイトカフェ」でもアントニオ斉藤さんのヴァイオリンやモーニングチャイルドのジャズ、HINAの歌、ラ・フェスタのジャズ、そして和太鼓などが連夜奏でられました。


[画像]たくさんの観客が詰めかけました(23.4KB)

 時々雨が降りだす不安定な天候の中で流山在住のトランペッター・曽根麻央さんを中心にしたボストンクインテットのジャズ演奏が繰り広げられました。曽根さんら5人は、いずれも米ボストンに音楽留学中の若いメンバーで夏休みを利用して帰国しての参加です。前日に流山市生涯学習センターでコンサートを開催したばかりですが、その疲れも見せず、本場のジャズの演奏を聴かせてくれました。


[画像]ステージの演奏(19.3KB)

 「森のナイトカフェ」にも出演したモーニングチャイルドをはじめ、ビッグバンドのフレンドシップなどが次々とステージに登場。駅前広場では、「ながれやまゴーヤカーテン普及促進協議会」の逸品「美田ゴーヤアイス」も売られていました。金魚すくいに熱中する幼児、移動販売車でつくられたカレーライスや焼きそばを楽しむ家族連れなど会場では、音楽でも、遊びでも、味覚でも、暑さを吹き飛ばす企画が終日展開されました。


[画像]力強い演奏(19.1KB)

 若々しいミュージシャンが楽器を片手にステージに揃います。地元ビッグバンド「ベルツ」に観客が沸きあがります。ご存知、「イチカシ」ことマーチングバンド等の名門・市立柏高校吹奏楽部吹奏楽部の卒業生によるバンドです。グレン・ミラー、ベニー・グッドマン、カウント・ベイシー、デューク・エリントン等々往年の名曲が力強いサクスフォンやトロンボーンの演奏によって次々と奏でられ、客席から大きな拍手や歓声が贈られていました。


[画像]小さなお子さんの姿も(19.3KB)

 夜も更けて、この日のメインステージとなる神村英男ジャズセッションの登場です。つくばエクスプレスが開業した7年前の夏から流山おおたかの森駅で「駅コンサート」や「駅ライブ」、「サマーファンタジア」などでジャズセッションを続けてきた神村さんを中心に、後藤輝夫さん、杉山シゲオさん、島田忠男さん、本田富士旺さん、片桐幸雄さんらベテランプレーヤーが大人のステージを演出。この頃になると、駅前に広がったテーブルには生ビールやおつまみが並び、音楽に合わせて身体を動かしリズムを刻む方々も増えてきました。


[画像]ナオミ・グレースさん(15.6KB)

 神村英男ジャズセッションの最初のゲストは、CM、雑誌、有名デザイナーのファッションショーでも活躍するトップモデルでありながら、ニュースレポーターやシンガーとしても活躍中のナオミ・グレースさんです。途中、雨に濡れてキーボードの音がでないというアクシデントも、本田富士旺さんの「小川宏ショー」時代から培った現場力でものともせずに、笑顔で指揮をとりながら楽器の交換を待ち、ナオミさんの歌をアシストしていました。


[画像]ミッキー・カーチスさん(13.7KB)

 大トリは、「流山には6回目です」というミッキー・カーチスさん。ミッキーさんは、第1回日劇ウェスタンカーニバルに「ロカビリー3人男」としてご出演以来半世紀以上、音楽の第一線で活躍されています。音楽活動の他にも「カエルの王女さま」(2012)などテレビドラマでもお馴染みです。また、「日輪の遺産」(2011)や「ロボジー」(2012)などの映画俳優としても有名で、昨秋亡くなられた立川談志師匠との交流から落語家「ミッキー亭カーチス」としてもご活躍です。この夜は、1960年の第11回紅白歌合戦に出場した際に歌った「恋の片道切符」をハーモニカ演奏も含めスローバラードに謳いあげ大きな拍手に包まれました。


[画像]ジャズフェスとナイトカフェがコラボ(24.6KB)

 7月7日土曜日から9月2日日曜日まで約2か月に及ぶ第2回流山ジャズフェスティバルと、8月8日水曜日から8月11日土曜日まで4日間にわたる森のナイトカフェとの初コラボレーションとなった今回のイベントは、木々の緑の中で音楽とおいしさにあふれたイベントとなりました。屋外イベントの常で、雨雲とにらめっこしながらの1日でしたが、参加された皆様から「ぜひ、来年も」という励ましの言葉が数多く寄せられました。次回のジャズフェスティバルは協力事業として8月25日土曜日、利根運河の朝市会場と、流山花火大会の会場で市内在住のジャズヴァイオリニスト山田拓斗さんらを迎えます。また、次回の森のマルシェは10月20日土曜日の予定です。



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