「壁画パーク〜街ナカアートで流山がキャンパスに?!」が8月26日日曜日、流山市生涯学習センターで開催され、50人の小学生が画家の傍嶋賢さんの指導で夏休みの最後を飾るワークショップを楽しみました。午前と午後で25人ずつに分かれて行われ、それぞれの壁画の共同制作をはじめ、なんと本物の自動車に自由に落書きをする体験も行われました。
午前中に共同制作したのは、流山市の花「さつき」や流山がかつて幕府の放牧場であった歴史から馬、そして、流山おおたかの森のシンボルにもなっているオオタカなどを描いた大きな絵。参加者は、丸筆や平筆などの筆選びから色選びまで自身で決めるワークショップです。この作品は、地権者のご協力を得て流山おおたかの森東口の私有地に展示されることになっています。現地での取り付けは8月30日木曜日になる予定です。
午後に共同制作したのは、羽ばたくオオタカの絵です。流山おおたかの森駅南口の交番脇のフェンスにUR都市機構のご理解を得て10月末まで展示させていただくことになっています。駅名にふさわしい絵を制作して、道行く人の目を楽しませたいと企画されたものです。午後は低学年の子が多かったのですが、服を汚さないようビニールのエプロンや手袋をして絵具を溶くところから始めました。
このワークショップは、パルコキノシタさんの「巨大ボードゲームまつり」や澤田隆治さんの「近代マジック歴史100年」展、蟹江杏さんの「お絵描きサーカス団体験」、水内貴英さんの「ぐるぐる感覚ビニール迷宮」、青木研さんの「バンジョーに触れてみよう」、猪俣猛さんの「リズムは楽しい」、小池博史さんの「演劇ワークショップ」、遠藤一郎さんの「未来龍大空凧をみんなでつくろう」など、夏休みを利用して、子どもたちに一流のアーティストと一緒にさまざまな体験の場を提供しようと続けられているものです。
午前の子も、午後の参加者も喜んで色を塗ったのは、本物の自動車に色を塗る共同作業です。西初石のローバーミニ専門店Quickさんのご好意で、マニアの間では「クラシックミニ」の愛称で親しまれているミニクーパー1300ccをギャラリーに設置し、子どもたちがクレヨンで好きな色を塗っていきます。前日に画家の傍嶋賢さんがテープでマスキングをした部分があり、塗り終わってから、これを剥がすとゼブラ模様のミニが完成する予定です。
この大胆な企画には、ミニクーパーの専門誌からも8月29日水曜日の予定で取材の申し入れがあり、子どもたちが塗ったニミクーパーが全国雑誌に紹介されるかもしれません。車をご提供くださった販売店の白根純さんによると、同車の愛好者の間で、流山は「ミニ銀座」と呼ばれるほど、ミニクーパーを取り扱う店舗等が多い街なのだそうです。
このミニクーパーは、傍嶋さんが29日までに公開制作という形で、ギャラリーで制作過程を見ていただきながら完成させる予定です。期間中にぜひギャラリーを覗いてみてください。入場無料で30日木曜日までです。当初、ワークショップが終わったら、色を洗い落し、元通りきれいにしてお店に返却される予定でしたが、白根さんと傍嶋さんが「子どもたちが一生懸命塗ってくれたものだから」と、このまま展示させていただくことになったものです。流山市生涯学習センターでは、企画展が終わってからもロビーに子どもたちが制作している写真などと一緒に展示する予定です。お問い合わせは、流山市生涯学習センター04−7150−7474へ。
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