2月21日、森のまちエコセンターで「薬剤漏えい対策訓練」と「消防訓練」が行われました。「薬剤漏えい対策訓練」は、今月上旬クリーンセンターで初めて実施しましたが、これに続き森のまちエコセンターでも行われたものです。今回は、大地震により薬品タンク上部の配管が破損し薬剤が漏えいしたという想定で行われました。
クリーンセンターで行われた訓練との大きな違いは事故への対応人数です。森のまちエコセンターは、現在は放射能対策のため中断していますが、搬入された剪定枝からチップや堆肥を作る再生資源化施設と、し尿処理施設から構成されています。常駐職員は10名程度と小規模で、今回も事務職員を残し全員が参加する訓練となりました。訓練では、地震発生後すぐに職員が施設内を点検、天井部配管の破損を確認するところから始まります。
発見した職員は、施設長に連絡と同時にすぐにバルブを閉め、バケツで応急的に流出をとどめている間に応援職員が土嚢を準備。排水口に流れないよう土嚢を積み上げ、建屋外に流出しないよう戸口にも土嚢を積みます。収束を確認後、中和剤で流出薬剤を中和し訓練は終了。防護服で土嚢を運んだ職員は「ボンベと防護服の重さや動きづらさ、マスクをしての意思疎通の仕方など訓練で初めて気づくことが多々あります」と訓練の効果を話してくれました。
続けて行われた「消防訓練」では、搬入された剪定枝が屋外の置き場で出火したと想定し、防火用貯水槽から放水・消火する訓練です。放水を行った職員は「水圧がすごくてホースを固定するのに苦労しました。1回は経験しておくとよいですね」と話しました。施設長は「人数が少ないだけに、現場確認や避難誘導担当など、それぞれの役割をきちんと把握しておくことと、外部・内部の連絡体制がきちんと機能することが重要。普段から、いざというときの体制を意識していないといけませんね」と話してくれました。
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