公民館講座「広報紙の記事づくり〜取材と執筆」の第1回目が2月8日、流山市文化会館で始まりました。講師は元毎日新聞の記者で現在は江戸川大学名誉教授の青野丕緒先生。青野先生は「記者は6か月の研修を経て3年で1人前の記事が書けるようになります。今回の講座では、それを5回の講座で伝えるので、まずは取材の楽しさ、記事を書く面白さを味わってほしい」と話していました。
サンデー毎日編集部時代には「大久保清連続女性殺人事件」の取材をした青野先生は、取材の難しさを話してくれました。取材はのこぎりの歯に例えれば逆に向かうこと、ひとつひとつひっかかる大変な作業と考えてほしい、気配りすること、取材先の本来の活動を邪魔してはいけない。そして、取材される人にとっては取材を必要と思っていないことをしっかり覚えておくこと、など具体的な説明に受講生は深くうなずいていました。
新聞社では、コラムのことをアンテナ記事と呼ぶそうで、ポイントは、新聞によって違いますが、表現方法や形式など約束事をはっきりさせておくことだそうです。また、自分が満足するために書くのではなく、読者のために書くことを常に頭にいれておくこと。そして、コラムは必要なことをコンパクトにまとめる、とても大切な記事であると伝えていました。
今回の講座では、編集部をつくり編集会議をし、紙面決定、取材準備、取材、原稿執筆、デスクワーク、記事内容の検討、原稿整理、校正、推敲、見出しつけまでを行います。次回からは編集部を作り編集長、写真担当、コラム担当など決めていくそうです。そのためのアンケートも行い、お互いにこれから協働で作業していくために1分間の自己紹介をして、ひとしきり盛り上がりました。次回は2月15日です。講座に関するお問い合わせは文化会館 電話04−7158−3462まで。
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