薬剤漏えい対策訓練と消防訓練
更新日 平成25年2月13日


クリーンセンターで初の「薬剤漏えい対策訓練」

[画像]薬品タンクの破損を想定した訓練(83.3KB)

  2月7日、クリーンセンターで「薬剤漏えい対策訓練」と「消防訓練」が行われました。「薬剤漏えい対策訓練」は、大地震が発生しタンクから薬品が漏えいした事態を想定した訓練で今年初めて行われたものです。通常、薬品タンクの周囲には「防油堤」と呼ばれるコンクリートの囲いがあり、タンクや配管が破損しても、外部には流出しない構造になっていますが、今回は大規模な地震によりその防油堤にも破損が生じたと想定しています。


[画像]ガスマスクを付けた職員が続々参集(91.9KB)

  地震発生5分後に、パトロール班がごみ焼却施設の薬品タンクに漏えいを発見。工場長や主任者へ状況報告を行い、速やかにクリーン推進課長を本部長とする漏えい対策本部が設置されました。職員は、市民対応班、救護班、作業班と分かれ、市民の安全確保や漏えい個所の対応に当たります。


[画像]施設外部まで土嚢を積んで流出を阻止(92.8KB)

  薬品タンク周辺では、防護服に身を包んだ作業班が続々参集。フォークリフトで土嚢が運びこまれ、防油堤の破損個所や、施設入口、排水路などに積み上げ、流出を防止する措置が取られました。実際には、土嚢で流出を止めた後、吸着シートや吸着剤で流出薬品を吸着し焼却するそうですが、今回は訓練ということもあり、砂をまいての訓練となりました。


[画像]消防訓練では不燃ごみピット内に放水(85.3KB)

  訓練時間は約45分間を予定していましたが、職員の事前把握がよくできていたこともあり、予定時間よりも短縮して速やかに訓練終了となりました。職員は「実際の大地震では、まず市民や職員の安全確保にもっと時間がかかるでしょうから、こうすんなりは行かないことも想定されます。ただ、こうした訓練を行うことで、通常から準備しておくべき土嚢の数や人員、連絡体制や無線の使い方など様々なことが分かります。訓練の結果を検証し、有事に適切に行動できる体制を作りたいと思います」と話しました。


[画像]今月起こった実際のパッカー車火災(44.6KB)

  続いて行われた「消防訓練」では、リサイクル館の不燃ごみピットからの出火を想定し、放水銃による消火訓練や、救護訓練が行われました。昨年11月とこの2月には、不燃ごみを収集するパッカー車からの出火事故も起こっています。原因は特定できていませんが、ガス缶やガスレンジ、石油ストーブなどが燃えていたため、これらの不燃ごみが正しく出されていなかったことが考えられます。市民の皆さんには、引き続きごみの正しい分別と、危険物などの適正な処理をお願いします。



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