2月3日(日曜日)、流山市生涯学習センターで「青木研Banjo On Stage 〜昭和初期の一瞬の輝き 黎明期のジャズソング」が行われ、ジャズファンら約150人が懐かしい日本語のジャズを楽しみました。コンサートが節分の夜ということもあり、出演者が鬼のお面をかぶって演奏したり、客席に向かって柔らかなカラーボールを投げたりと楽しい演出が随所に盛り込まれた賑やかなステージングに大きな拍手が贈られました。
今回のコンサートは、八木北小学生時代に中古雑貨のフリーマーケットで購入した蓄音機とSPレコードから流れてきた二村定一の「青空」などの日本語ジャズとの出会い。そしてバックで演奏されていた楽器がバンジョーであることを知り、常盤松中学生時代にバンジョーを通信販売で入手し、独学でマスター。東葛飾高校時代にはすでにプロのバンジョー奏者として活動していた青木研さんの原点とも言うべき戦前の懐かしいジャズを楽しむ初めての試みです。
青木さんのステージは、ストライプのベストにカンカン帽というデキシースタイルが多いのですが、この日はタキシードでちょっとレトロな雰囲気。マイクもシンバルも往年のものを探してくるという凝りようです。モノクロの洋画に出てくるような古いマイクは、市民の方が手づくりでアンプまでつくって使えるようにしてくださったそうです。
グレン・ミラー楽団、コールマン・ホーキンス、ファッツ・ドミノ、ビング・クロスビー、フランク・シナトラ、マット・デニス…数え切れないほどの歌手がカバーしているジャズのスタンダードナンバー「マイ・ブルー・ヘヴン」を1928年に「狭いながらも 楽しい我が家…」と日本語に訳し、二村定一らの歌声で蓄音機から流れた名曲「青空」。後年エノケンこと榎本健一が「私の青空」として歌ったことでも有名ですが、当日配布されたパンフレットには、歌詞が印刷されていて、ステージと客席が一緒に歌う場面も用意されました。
この日の出演は、流山が生んだ世界的なバンジョー奏者の青木研さんを中心に、トランペットに二井田ひとみさん、サックスとクラリネットに渡辺恭一さん、 ヴァイオリンに斎藤チホさん、スーザフォンに井桁賢一さん、パーカッションに加藤亜依さん、ヴォーカルに熊田千穂さん。昭和初期の日本語ジャズをリアルタイムで聴いたことがあるのは祖父母の代という若いミュージシャンばかりですが、ファッションも含め見事に黎明期のジャズを奏でていました。
エンディングは、青木さんのステージには欠かせない「聖者の行進」。演奏しながら客席を練り歩きます。「宮園JAZZ楽会」の皆さんが準備した傘をさしてお客さまも一緒に行進。「Oh, when the saints go marching in…」と歌いながら、そして、バンジョーを先頭にトランペットやヴァイオリン、クラリネット、パーカッション、スーザフォンが軽快な音色を響かせながら会場を一周しました。
流山市生涯学習センターでは、今回のような若いアーティストのライブを企画しています。次回は、2月17日(日曜日)19時から「ヒダノ修一with太鼓マスターズ!」を予定しています。チケットは、全席指定で前売り2,000円(当日2,500円)、友の会1,500円、高校生以下1,000円。ヒダノ修一が、自らのイメージする太鼓アンサンブルのスタイルを実現しようと全国各地から選ばれた20代、30代の実力派の中堅プレイヤーたちによる太鼓ライブです。お問い合わせは、流山市生涯学習センター04−7150−7474へ。
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