2月4日(月曜日)、クリーンセンターでエコドライブ講習会が開催されました。この講習会は、経済産業省が進める「エコドライブ普及促進事業」の支援を受け開催されたもので、市で開催するのは今年で2回目。昨年は市職員を対象に講習会を実施し、今回は市民の方を対象として行われました。午前の部には定員いっぱいの9人が参加し、午後の部には6人の方が参加しました。
今回の講師は、エコロジー・モビリティ財団が認定する「エコドライブ認定団体」の国府台自動車学校(市川市)の斉藤さん、池田さん、西野さんの3人です。講習会は、3人一組になり、まずは普通に運転。その後講習を受け、続いてエコドライブの実践という流れで行われました。
エコドライブというと、ただ速度を遅くしてゆっくり走ることだと考えている方も多いかもしれませんが、講師の斉藤さんによると「穏やかに適切な速度で走る」ことがエコドライブにつながり、あまりゆっくり走りすぎると逆に燃費が悪くなるそうです。上手なエコドライブのコツは、なるべく一定の速度で車の流れにのって走ること。そのためにはアクセルの加減や、早めのアクセルオフ、エンジンブレーキなどが有効だということです。
実際にエコドライブに取り組んだ後、講義を聞く前の運転結果と講義後の運転結果を比較した「診断書」と修了書が参加者の方に手渡されました。午前の部では、燃費が平均10%改善し、午後の部は平均7.22%改善するという結果でした。今回、参加された方の中では19.1%が最大の改善数値でした。改善の目安となる数値は20%ですが、普段運転しなれていない車種の教習車でも、講師のアドバイスを受けながら、ちょっと運転を意識するだけで、目標値に近い結果を出すことができました。受講した皆さんは、診断書を片手に同じ班の人と結果を比較し、講師の方にも積極的に質問をされていました。
講習会に参加された駒木台にお住まいの鈴木優子さんは「荷物を載せて走ることが多いので、ブレーキのかけ方など運転のコツを学ぶことができればと思って参加しました。講義を聞いた後に実際に運転してみて、意識するだけでかなり改善することが分かりました。自分が取り組むのはもちろんですが、周りの人も意識してもらう必要があると思います。運転する方がみんなふんわり発進やゆっくりブレーキをかけるようになれば、より実践しやすくなると思います」と話してくださいました。
東初石にお住まいの吉田節子さんは「友人を乗せて出かけることが多いので、自分の運転が他人にどのように思われているのかを確認したいということもあって講習会に参加しました。講習後、意識するだけで、かなり運転が変わったと思います。アクセルの加減は難しいので、スニーカーのような運転に適した靴を履くなどのちょっとした工夫が必要だと思います。車を使わないということもエコかもしれませんが、必要なときには車に乗ってエコドライブを心がけるという使い分けが大事だと思います。エコで安全なエコドライブを今後も続けたいと思います」とこれからの実践に向けての意気込みを話してくださいました。
環境政策課では2月17日(日曜日)に、第5回市民環境講座「頻発する異常気象」を生涯学習センターで開催します。気象予報士の根本由紀子さんをお招きし、異常気象の減少や防災の知識などについて講演をしていただきます。講演後には、2004年に公開された地球温暖化によって突然訪れた氷河期に混乱する人々を描くSF映画「デイ・アフター・トゥモロー」を上映します。無料で参加でき、参加された方にはエコグッズをプレゼントします。興味のある方は、環境政策課(電話:04−7150−6083)までお問い合わせを。
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