元日も大勢の来場者で賑わった一茶双樹記念館では、1月6日(日曜日)、平成24年度のご来場者が1万人に達しました。記念すべき1万人目のお客様となったのは、加6丁目にお住まいの岡本直司さん(58歳)です。お正月休みの最後に、息子さんと一緒に周辺を散策途中、一茶双樹記念館に立ち寄られました。流山本町界隈は頻繁に歩かれるという岡本さんは、「最近、このあたりは古い蔵が再生されてよくなりましたね」と話されていました。
岡本さんには、1万人目の記念として、一茶双樹記念館スタッフから記念館の人気のお土産品である「竹炭ピーナッツ」と、一茶のふるさと・長野県信州信濃町の「そばかりんとう」、そして一茶とカエルのイラストをあしらった「記念館オリジナルポストカード」がプレゼントされました。記念館の前を通りかかることはあるものの、中に入るのはこの日が初めてだったそうです。枯山水の美しい庭園を眺めながら、ゆっくりとお茶を楽しまれた岡本さん親子、思い出深いお正月の散策となったのではないでしょうか。
一茶双樹記念館(指定管理者:株式会社グリーンダイナミクス)では、平成18年以来、流山市民が誇るべき貴重な財産である一茶双樹記念館に、市民の方々はもちろん広く全国からもより多くの方々にご来館いただけるよう、美しい庭園の維持とさまざまな催し物の企画を行っています。今後のイベントにもご期待ください。
これからの催し物の一部をご紹介します。毎月開かれている「お抹茶を楽しむ会」(協力・流山市茶道親和会)、1月は27日(日曜日)、2月以降は第2日曜日に開催です。2月16日(土曜日)からは、恒例の「おとなのためのひなまつり」が開催され、段飾りの雛人形はじめ沢山のおひなさまが飾られます。庭園で、他の植物に先駆けて開花する早春の花を探してみるのも楽しみの一つです。早春のひととき、皆様も、一茶双樹記念館そして流山本町界隈を散策してみませんか。
【一茶双樹記念館】俳人・小林一茶は、みりん醸造家であった秋元双樹(五代目・秋元三左衛門)との交友の縁で、生涯に50回以上も流山を訪れました。平成2年、このゆかりの地が、流山市指定記念物(史跡)第1号「小林一茶寄寓の地」として指定され、さらに当時の秋元家や双樹亭、一茶庵、庭園が再現されて、平成7年に一茶双樹記念館として一般公開されました。双樹亭は、約150年前に新築されたもので、このような江戸末期の商家建築を伝える遺構は極めて少なく、文化史上も貴重な建物です。また、「秋元本家」では、一茶や双樹についての資料や、流山にゆかりの深い産品であるみりんに関連した資料を展示しています。お問い合わせは一茶双樹記念館(7150−5750)まで。
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