流山市公民館事業のひとつ、家庭教育講座は、家庭での子育てをめぐる様々な課題について、市内小中学校やPTAとの協働により各地区で講演会等を開催しています。今回は、全地区対象の合同講演会として、文化会館ホールにて子どもを取り巻く様々な問題について、青少年指導や交通安全の視点からの講演と千葉県警察音楽隊によるコンサートの2部構成で開催しました。
1部の講演は、流山市青少年指導センターの梅次所長の話で始まりました。日々、市内店舗や公園、駅周辺などを青少年補導員の方々と見回りしているその中で、見てくれ(服装など)は悪い子がいるが、びっくりするような非行はないとのことです。あるスーパーからパトロール要請があり、駐車場でたばこを吸っている中学生くらいの子どもたちに現場で話を聞くと、喫煙室で吸っていたら注意を受けたから外で吸っていたんだと話してくれた事。
「相手に話してもらえるように声をかけるのが自分たちの仕事、子どもたちは寂しいんです」と梅次所長は話していました。また、青少年指導センターでは青少年ふれあい運動として、「地区のつどい」を12月8日に市内5会場で行うそうです。詳しくは、青少年指導センター7159−5400にお問い合わせください。
次に登壇戴いたのは、流山警察署交通課の富田政明さん。交通安全講話「自転車事故にあわないために」と題して、近年増加傾向にある自転車事故について、加害者側での死亡事故にもつながる話や「自転車は車道を走るものですが歩道を走るときはできるだけ車道側を走ってください。」と“免許のいらない車”という自転車の怖さ、日常の運転ルールについて具体的に話してくれました。また、小さな子どもたちが多く来場していたので、急きょジャンケンゲームで負けるジャンケンをはじめ、「発想をかえること、脳の活性化は事故防止にもなる、交通安全を心掛けてください」と呼びかけていました。
2部は千葉県警察音楽隊の皆さんによるコンサートが始まりました。音楽隊の進行で指揮者、平林徹さんが登場。「そりすべり」「ハンガリー舞曲第5番」と続きます。また、テレビや映画音楽のメドレー、「海猿」「ウォーターボーイズ」「3丁目の夕日」「Good Luck」など、場内の手拍子も加わり幼い子どもも一緒に楽しんでいました。
曲間には交通安全のお話もありました。「いかのおすし」って知ってますか?と聞くと大きな声で「はぁ〜い!」と子どもたちの元気な返事。知らない人にはついていかないの「いか」、大声で叫ぶの「お」、すぐ逃げるの「す」大人の人に知らせるの「し」。怖い事件に合わないために5つのお約束です。
「メインストリート・エレクトリカル・パレード」の演奏が終わると、舞台は模様替え。いよいよカラーガード隊の演技が加わりました。「美しき青きドナウ」ではドリルの演技、「サンバ・ベア」ではフラッグの演技と、舞台は華やかさを増しました。カラーガード隊は女性警察官と一般職員で編成され、愛称を「アクア・ウインズ」、海を渡るさわやかな風として舞台を盛り上げています。
アンコール曲は「ジングル・ベル」そして行進曲「由緒ある砲兵中隊」。最後もカラーガード隊が色どりを添え、演奏は華やかなうちに終わりました。会場のお客様がお帰りになるのを、音楽隊とカラーガード隊の皆さんは出口でお見送り。「とっても楽しかった」「初めて生演奏を聴きました」「吹奏楽部にいるので良い音楽を聴けてよかった」「また聴かせてください」など、来場されたお客様から嬉しい言葉を直にうけ、音楽隊のみなさんも笑顔で握手を返していました。
千葉県警察では来年の1月16日(水曜日)に幕張メッセで「千葉県警察年頭視閲」を行います。パトカーや白バイ、警察特殊車両、女性警察隊や警察犬などのパレード、音楽隊とカラーガード隊の演奏が披露されますので、足を運ばれてはいかがでしょうか。今回の親子で楽しむコンサートと講演のつどいは、急な雨の中始まりましたが、終了時にはカラッと晴れ、にこやかに会場を後にするご家族連れが印象的でした。今回の問い合わせは、流山市文化会館04−7158−3462へどうぞ。
ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ