11月30日(金曜日)利根運河交流館の主催で、「錦秋利根運河めぐり」が行われました。前夜から降り続いた雨も止み、スッキリとした冬晴れの朝、24人の皆さんが参加されました。水辺公園からのスタートです。まずは利根運河の設計を手がけたムルデル碑の前で、利根運河交流館の中村館長より利根運河の歴史について説明を受けました。皆さんも当時に思いを馳せ感慨深げに耳を傾けていました。
ここから先は、生きものインストラクターの関口晋太郎さんの案内で進みます。「今日は紅葉や落ち葉の風情を五感で感じて楽しみましょう」とお話をされました。運河の川沿いを歩いて行くと関口さんが次々にスイバ(別名ギシギシ)、へびイチゴ、オランダカラン(クレソン)、草ぼけ、クコ等々を見つけては説明してくださり、皆さん観て、さわって、匂って、味わって、まさに五感を使って観察しニガイ!スッパイ!おいしい!などと言い合っては笑顔がこぼれます。
土手を進んで行くと、ひときわ大きな、美しく紅葉したメタセコイヤの木が迎えてくれました。理窓公園へと進んで行くとサワラ、スギの大木に圧倒されながら、ムカゴ、シオデ、ナルコユリなど食べられる野草を発見!くぬぎの実と、どんぐりの実のちがいを教えてもらったり、しいの実の味見をしたりと魅力が満載の公園を奥へと進みます。急に視界が開けたと思ったら白鳥の池が見えてきました。
一羽の白鳥と、水面に映し出された紅葉が幻想的で見とれていると、一斉にシャッター音が響き出しました。色あざやかに紅葉したイタヤカエデの登場です。次々とちがった風景が目の前に広がり、東葛の里山の原風景を残した起伏にとんだ公園を満喫しました。「一度、運河や理窓公園に来てみたかった。美しい自然がいっぱいでファンになりました」と初石から参加した方に、うれしいことばをいただきました。
利根運河交流館では、12月22日(土曜日)午前9時から午後2時まで運河水辺公園で「第36回うんがいい!朝市」を開催します。前回から大幅に時間を延長して皆さまをお待ちしています。当日は、歳末福引き・MorningChaildによるジャズライブなどを予定しています。またレンタサイクル事業や楽しい企画展も計画しています。詳細は利根運河交流館のホームページをご覧ください。