3月21日から23日まで、中高生のためのアプリキャンプ「Hack 4 Good Teens」が開催されました。中学生・高校生が地域の悩みや課題を自ら発見し、ITを使ってそれら課題を解決してみる、学び体験の要素が盛り込まれています。流山市は、教育を重要施策としていること、オープンデータ活用による市民サービスの向上を目指していることから、協力することになりました。
全国から参加の中高生、53人が実際に流山市へ足を運び、グループに分かれて市民や市職員から市のことをヒアリング、地域の課題を見つけて、それを受けたアプリなどを作成し、プレゼンテーションする、という一連を3日間で行う“ハッカソン”( Hack(ハック)+Marason(マラソン)の造語)形式で行います。ハッカソンイベントは、1999年ごろより米国で使われ始め、日本でも開催され盛り上がりをみせる例が増えてきました。各グループ内で「ああだ」「こうだ」とやり合うことで、テーマ技術に対するおもしろい発見や気づきがもらえたり、これまで抱えていた疑問や課題が解消したりというメリットがあると言われています。今回の中高生対象のハッカソンイベントで、課題を発見する場を行政(街)に設定するのは、日本初です。
1日目は、まちの課題として、「300以上ある公園を好きなってもらいたい」「保育施設と子育て中の市民をマッチングしたい」「観光スポットの来場者を増やしたい」「声にならない市民の気持ちを知りたい」「イベントの盛り上がりを数値化したい」の5つを井崎市長から子どもたちへプレゼン、それぞれ11チームに分かれてどの課題を選ぶのか?どういう解決策があるのか?など、活発に議論をしました。2,3日目は、実際のアプリ開発と完成したアプリの発表です。アプリ開発の技術力はもちろん、チームで話し合って解決策をさぐる課題解決力、プレゼン能力は大人顔負けです。遊びたい、泣きたいなど気分によって公園を選べるアプリ、30代女子をターゲットにした癒しの観光アプリ、イベントの満足度を顔文字で投稿できるアプリなど、視点や切り口が新鮮で、少し改良を加えれば活用できるものが多くありました。テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」やNHKの「おはよう日本」などの取材も入り、関心の高さもうかがえました。
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