聞き書きとは、人生の先輩から話を聞いて、それを記録し、後世に残すこと。平成24年3月に公民館講座「聞き書きを学ぼう」の修了生9人が市内にお住まいのおばあちゃんに、ライフヒストリーをお聞きし、文字に記した「聞き書き おばあちゃんの昔ばなし」をはじめて発行してから1年。このたび、新たに80代の4人の語り手による「聞き書き おばあちゃんの昔ばなし2.」を発行するに至りました。平成26年3月26日の午後に文化会館会議室に集合した女性聞き書きの会のメンバーは、早速70ページの原稿をホチキス止めして製本テープを使い、製本の作業を行いました。
前回に比べ聞き書きのコツが少しわかり始めてきたという聞き書きのメンバーは、「今回は聞く際に若干の心の余裕があった」「お話を伺うにつれ、もっともっと聞きたいという気持ちを抑えながらお聞きしました」「聞く私たちの方が学ばせて頂いている」と感想を話していました。昨年の8月から聞き書きを始め、多い人では何回もお宅にお邪魔をし、そのたびに新しい写真や資料を準備して待っていてくれるなど、お話しすることを楽しみにしてくださっているのがわかり、有り難かったと聞き書きのメンバーは話していました。
なかなかお聞きすることのできない戦中戦後の女性の暮らしをお聞きし、文字にしていく作業は、語ってもらわなければ記録されない貴重なものと感じているようです。聞き書きは取材とは違う、相手の気持ちになって聞く、という姿勢を忘れずに、これからも多くの80代以上の女性に語ってもらい文字にして次の世代へとつないでいこうと聞き書きのメンバーは話していました。来年は戦後70年の年。次回はテーマを決めて聞き書きをしていきたいと話し合いました。今回の記録は、市内公民館や図書館などに置き、皆さんに自由に読んでいただく予定です。どうぞ一度読んでみてください。お問い合わせは流山市文化会館04−7158−3462へどうぞ。
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